オルカンに足りない金や新興国株に投資!
組み合わせて持つことで分散を強化できる3本を紹介!
ここからは“オルカンに足りない部分を補うことができる投信”として、プロ3人(SBI証券シニア・ファンドアナリストの川上雅人さん、松井証券シニアファンドアナリストの海老澤界さん、ファンドアナリストの篠田尚子さん)が挙げたバランス型投信3本を紹介する。これらは、すべて金と新興国株を比較的高い割合で組み入れている点が特徴。以下では、さらに細かい特徴を解説していこう。
1つ目は、NISAの成長投資枠で買える「ポラリス[ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド](ピクテ)」だ。
「ポラリス[ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド]」は、世界の株・債券のほか、金、リートにも投資するバランス型投信。投資先の配分変更は、原則として毎月行う。2026年3月末時点では株、債券、金(為替ヘッジなし)がそれぞれ約3割を占める。株は、新興国を含む世界の高配当株と、世界的な競争力を持つ優良企業に投資。債券は、先進国の国債、米ドル建ての新興国債券など種類が多彩だ。なお、為替ヘッジなしの海外投資比率は約4割。金は、状況に応じて為替ヘッジ型にも投資する。
「株や債券では異なるタイプに分散投資して、リスクを抑えている。投資先は海外が100%だが、そのうち58%に為替ヘッジをかけており、為替リスクも抑制。日本は入っていないため、日本株をメインで運用している人向き」(川上さん)
「4資産均等型では物足りない人は、最初から金にも投資できるバランス型が選択肢に。その代表的な投信で、内容が分かりやすく成績もいい」(篠田さん)
続いて紹介するのは、NISAの成長投資枠で買える「グローバル経済コア(三井住友トラスト)」だ。
「グローバル経済コア」は、日本と先進国、新興国の株・債券、日本リートと先進国リート、金の9資産に分散投資する。配分の変更幅は小さく、基本の比率は株と債券が各35%、リートは各5%、金が20%。地域別の配分は市場規模(GDP)に基づく。信託報酬が0.605%と低コストな点も魅力だ。
「同じ運用会社で人気の『世界経済インデックスファンド』の進化版。投資先の種類を増やして分散効果を高め、リスクがより抑えられている」(川上さん)
「『ポラリス』に比べて金の比率が小さめで、値動きが安定するように設計されている」(篠田さん)
3つ目に紹介するのは、こちらもNISAの成長投資枠で買える「新興国ポラリス[ピクテ新興国ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド](ピクテ)」だ。
「新興国ポラリス[ピクテ新興国ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド]」は、2023年9月設定。直近の投資先は株が2割、債券が4割、金が3割。配分は機動的に変更する。株は新興国のみで、債券は新興国や資源国のほか、先進国の国債にも投資。2年の上昇率は45%。新興国株の復調に伴い、直近1年と2年は好成績だ。
「投資の初心者で、リスクを取れる人向き。株の投資先が新興国であるため、先進国中心のオルカンなどと併せて持つのに相性がよく、それらに足りない部分をまるごと捉えられる。ただし、値動きは大きめなので、積立での投資をおススメしたい」(篠田さん)










