塩分の摂りすぎが指摘されている日本人。スーパーで調味料や食品を買うときも、なるべく気をつけて選びたいものだ。ただ、せっかく選んだものが本当に「減塩」になっているか? 正しく知っておく必要があるというのは、日々の食生活を整えるコツを多数収録した『疲れやすいオトナ女子を救う あなたの食習慣を変える100の提案』の著者で、管理栄養士の星穂奈美さん。減塩を気にする人が見るべき「食品表示」のポイントを教えてもらった。
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無塩、減塩、◯%カット、控えめ……
生活習慣病の予防として、成人男性は1日7.5g未満、成人女性は6.5g未満が食塩摂取の目標量とされています(※1)。
日本は醤油や味噌、塩などの調味料を多用する料理が多く、日頃から塩分を多く摂っていると言われます。適切な摂取のために、食品の表示にも注目してみましょう。
食塩相当量に関連する消費者庁の食品表示基準は、ナトリウム量(※2)に応じて3つに分類されます(※3)。
「無塩」「食塩ゼロ」などは、ナトリウムを含まない旨を示します(100gあたり5mg未満)。「塩分控えめ」「低塩」などは、ナトリウム量が「低い」ことを示し(100gあたり120mg以下)、「減塩」「食塩〇%カット」などは、同種食品と比べてナトリウムが25%以上少ないことを示しています(味噌は15%、醤油は20%)。
「うすしお味」は必ずしも減塩にあらず
一方、気を付けたいのが「うすしお“味”」「塩“味”控えめ」といった文言。これらは味覚的な表現であり、味の印象を伝えているだけなのです。
例えば、スナック菓子でよく見かける「うすしお味」には、1袋(約55g)あたりのナトリウム量が約200mg含まれるものがあり、これは消費者庁の減塩に関する表示の基準を上回っています。
そこで、食品の「栄養成分表示」もチェックする習慣が大切です。
食品パッケージの裏面などにある栄養成分表示には、「食塩相当量(g)」として、その食品に塩がどのくらい含まれているかが示されています。冒頭でお伝えした、1日あたりの食塩摂取の目標量と比べてみましょう(※4)。
食品の表示を正しく理解して、賢く日々の減塩の工夫につなげてみてください。
※1)『日本人の食事摂取基準(2025年版)』厚生労働省(2024年)より
※2)食塩(塩化ナトリウム)はナトリウムと塩素が結合したもので、「食塩相当量(g)」は「ナトリウム(mg)×2.54÷1000」で算出される
※3)『早わかり食品表示ガイド(令和7年4月版・事業者向け)』消費者庁(2025年)より
※4)「栄養成分表示」は、1袋あたり、あるいは100gあたりなど、表示の単位がその食品によって異なるため注意が必要
(本稿は書籍『疲れやすいオトナ女子を救う あなたの食習慣を変える100の提案』を一部抜粋・編集したものです)






