「豊臣兄弟!」第21回で、軍師・黒田官兵衛(演:倉悠貴)が初登場 (C)NHK
歴史はエンターテインメント!かしまし歴史チャンネルへようこそ。『豊臣兄弟!』第21回のタイトルは「風雲!竹田城」。秀吉(演:池松壮亮)と小一郎(演:仲野太賀)兄弟は、荒木村重(演:トータス松本)に代わり播磨を攻略します。ここで登場したのが、名軍師・黒田官兵衛(演:倉悠貴)。官兵衛はこのとき姫路城代であり、しかも「小寺官兵衛」と名乗っていました。若き日の黒田官兵衛はどんな人物だったのか? 本記事では「秀吉に出会う前」の黒田官兵衛について紹介します。(かしまし歴史チャンネル/川合章子)
「官兵衛」は本名ではなかった
秀吉の軍師といえば、竹中半兵衛と黒田官兵衛の「二兵衛」を思い浮かべる人も多いでしょう。今回は、その1人、黒田官兵衛が秀吉に仕えるまでの前半生を中心に紹介します。
まず、よく知られる「黒田官兵衛」という名前は通称で、本名は黒田孝高(よしたか)といいます。しかも、通称の「官兵衛」も、もともとは「官兵衛尉(かんひょうえのじょう)」という役職名に由来しています。当時は、徳川家康が「三河守」と呼ばれたように、役職名で人物を呼ぶことは珍しくありませんでした。
ただし、官兵衛の場合、家康のように朝廷から正式な官職を与えられたわけではなく、自ら名乗った自称でした。戦国時代には、こうした“自称官職”は珍しいことではありませんでした。
ちなみに、当時は「かんべえ」ではなく「かんひょうえ」と読まれていたのですが、江戸時代の軍記物などで「かんべえ」の読みが広まり、現在ではこちらが一般的になっています。
竹中官兵衛(演:菅田将暉) (C)NHK







