米グーグル親会社アルファベットが株式発行を通じて800億ドル(約12兆8000億円)を調達しようとしていることは、近く予定されているスペースXやアンソロピック、オープンAIの新規株式公開(IPO)に期待する人々へのけん制と見るべきだ。アルファベットは、人工知能(AI)にとって重要性が増している資金確保で有利な立場にある。アルファベットの増資規模は、イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXが上場時に調達すると予想されている額に並ぶ。LSEGのデータによると、この2件は政府関連を除く株式発行としては史上最大規模で、IPOによる調達額でも史上最大となる見通し。AI事業は資金力がものをいう。大手はトップ研究者を確保するために高額報酬を支払い、データセンター建設にさらに多額を投じる一方、資金を工面してAI事業の損失を穴埋めしている。
アルファベット巨額増資に見る上場の役割
AI事業は資金力がものをいうため、長らく軽視されていた株式市場での資金調達力が改めて重要になっている
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