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宮城県仙台市は毎年、小・中学生の学力と、生活・学習状況を調査しているという。その解析を引き受けた東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授らが目にした驚きの結果とは――。また5~18歳の223人を測定すると、“あるもの”を使用している子どもの「脳の発達」が遅れていることがわかったのだった。(ジャーナリスト 笹井恵里子)

子どもたちの学習意欲を
伸ばすために何をしたらいいか

「子どもたちの学習意欲を伸ばすために何をしたらいいかを知りたい」

 今から約15年前、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授のもとに仙台市教育委員会からそのような相談があったという。そこで東北大学加齢医学研究所では、仙台市の全ての公立の小中高で実施された「標準学力検査」と「生活・学習状況調査」の解析を行うことになった。

「最初は教育委員会からゲームやテレビの影響を知りたいという要望があり、そちらを調べていると、確かにそれらを利用しすぎる子どもは学力に悪影響があるようでした。しかし、私のお付き合いのあるゲーム会社の人は『今の子どもたちはゲーム機であまり遊ばない』と言うのです」

「周囲の子どもを持つ研究者たちと話しても、ゲーム機でゲームはしていないと。現代の子どもたちはスマートフォンやタブレット、あるいはウォークマンなどの携帯音楽プレーヤーを使ってインターネットに接続し、ゲームをしていることに気づきました。そこで我々は『インターネット利用』を切り口に調べてみようと思ったのです」

 宮城県仙台市立の中学校に通う全生徒2万2390人を対象に、下記の質問を含むアンケートを行った。

《普段(月曜から金曜)、1日あたりどれくらいの時間、携帯電話(スマートフォンも含む)でメールやネットゲームをしたり、インターネットを見たりしていますか》

 同調査では子どもたちに「自宅での学習時間」も回答してもらった。