仙台市では
電子端末の使用に警鐘
川島隆太(かわしま・りゅうた)/東北大学加齢医学研究所教授。1959年千葉県生まれ。東北大学医学部卒業、同大学院医学研究科修了。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学加齢医学研究所助手、講師、所長を経て、現職。脳活動のしくみを研究する「脳機能イメージング」のパイオニアであり、脳機能研究の第一人者。
「仙台市標準学力調査」「仙台市生活・学習状況調査」と、子どもたちを対象にしたMRI検査――この二つの事実を目にした川島教授は「科学者の責任として啓蒙(けいもう)しなければならないと思った」と振り返る。
川島教授らの研究をもとに仙台市では「家庭学習でタブレットなどの電子端末を利用する場合は、1時間以内の時に成績がピーク」「2時間以上の電子端末利用では大きく成績の低下が見られる」などと警鐘を鳴らしている。
だが今や、小学校の授業中に児童が机の下で、こっそりタブレットでゲームをしていることも少なくないと聞く。依存してしまうほど面白いものを手にして、口頭で注意しても無駄だろう。川島教授は「法律で規制するしかありません」と指摘する。
「オーストラリアでは青少年のSNS利用の使用禁止などを法律で施行しました。そして電車の中では、誰もスマホを見ていません。子どもたち同士、キャーキャー言いながらじゃれあっているんです。子どもの未来、日本の未来を守るには法による規制が唯一無二の手段だと思います」
子どもだけではない、大人もまたスマホを利用するほど思考力や判断力が低下してしまうのだという。
次回は、脳が働くことをやめてしまうビジネスパーソンの「NG習慣」をお伝えする。
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>>【第2回】「タイパ重視のはずが…脳の機能が衰えて「思考力が低下する」本末転倒な〈NG習慣〉3選」は6月17日(水)に配信予定です







