米宇宙開発企業スペースXが来週実施する超大型の新規株式公開(IPO)に向けた準備は、実業家イーロン・マスク氏が関わる大半の事案がそうであるように、多くの点で異例の展開をたどっている。公開価格の設定戦略も例外ではない。スペースXは3日、従来の慣例を破り、上場予定日の1週間以上前に公開価格を設定した。通常であれば、まずは仮条件を提示し、投資家との協議を数日重ねた上で価格を絞り込んでいく。同社は届け出で、公開価格を1株135ドル(約2万1600円)に設定し、5億5555万5555株を売り出して750億ドルを調達する計画だと明らかにした。WSJがすでに報じた通り、同社は上場で時価総額が1兆7500億ドル前後になると見込んでいる。これは半年前の評価額からほぼ倍増することになる。