評価が低い人たちに共通する「朝の習慣」とは?
人の評価は、仕事の結果がすべてではない。じつは日々の些細な習慣が、周囲からの評価や信頼に大きな影響を及ぼしている。では、その習慣とは?
マイクロソフトの元役員で、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』などのベストセラーを著書に持つ越川慎司氏が、優秀なビジネスパーソンを徹底的に分析して職場での評価が高い人たちの共通点をまとめた書籍『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』(ダイヤモンド社)から、そのヒントを紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・石井一穂)
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「いつも時間に追われる人」がやっているNG習慣
たとえばリモートワークの日。
始業10分前に起きる。
顔を洗って、とりあえずパソコンを開く。
メールを確認しながら朝食を食べる。
「通勤もないし、そのぶん長く寝られる」
そう考えている人は少なくない。
だが、こうした働き方をしている人ほど、なぜか一日中時間に追われている。
仕事を始めても頭が切り替わらない。
優先順位が決まらない。
気づけば午前中が終わり、「今日も何も進んでいない」と焦り始める。
実は、時間に追われる人の多くは、仕事に追われているのではない。
すぐに仕事を始めるのが「良いことである」と考えているのだ。
評価される人は、「自分だけの時間」を確保している
一方で、職場で信頼され、期待されている「一流」たちは、まったく別の行動をとる。
彼らは仕事を始める前に、自分の頭を整える時間を確保している。
『会社から期待されている人の習慣115』には、こう書いてある。
たとえば彼らの27%は、リモートワーク時に朝のお風呂タイムをとっています。これは一般社員における比率の約18倍です。
――『会社から期待されている人の習慣115』より
忙しい朝に風呂へ入る。
多くの人は、「そんな時間があるなら少しでも寝たい」と思うだろう。
しかし、期待されている人たちは違う。
朝風呂の目的は「スイッチの切り替え」
越川氏は、その理由をこう説明している。
コロナ禍をきっかけに、リモートワークは増えました。通勤がなく、服装も気にしなくていいリモートワークは、自分のペースで仕事ができて快適……のはずでした。
ところが、現実はどうでしょう。頭が完全に目覚めないまま、なんとなくテレビやスマホを眺める。気持ちが切り替わらないままパソコンを開いて、だらだらと業務を始める……。
あるいは逆に、「まずい、もう始業時間だ」と慌ててログインし、準備も整わないまま仕事に突入する。そんな朝に心当たりはないでしょうか。
時間を自分で管理できるリモートワークは、管理が苦手な人にとっては、仕事のリズムと共に、その質も簡単に崩れてしまう働き方でもあるのです。
そこで、期待されている人たちは、ある種の儀式のように朝風呂をし、頭を寝起きモードから「仕事モード」に切り替えているのです。
――『会社から期待されている人の習慣115』より
重要なのは、朝風呂そのものではない。
散歩でもいい。
コーヒーでもいい。
読書でもいい。
大切なのは、「始業前に自分の頭を仕事モードへ切り替える時間」を持つことだ。
仕事ができない人は、「すぐに仕事を始める」ことが大事だと考える。
一方で評価される人は、「仕事を始める頭に切り替える」を大事にする。
その小さな差が、成果や評価を大きく分けているのである。
『会社から期待されている人の習慣115』にはこの他にも、周囲に信頼され、評価されている人の習慣が115個収められている。
「私はもっと評価されていいはず」と感じている人は、多くの気づきが得られるだろう。
(本稿は、書籍『会社から期待されている人の習慣115』の一部を引用したオリジナル記事です)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
日系通信会社や外資ベンチャーなどを経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、日本マイクロソフトの役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社、株式会社クロスリバーを設立し、800社以上の働き方改革を支援。年300回以上提供する企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均96%、行動に移す受講者は95%以上。著書は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)や、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など33冊、累計130万部。NHK、TBS、テレビ東京、PIVOT、NewsPicksやReHacQなどメディア出演多数。










