ジャーナリングとは、自分の気持ちを書き出し吐き出す行為です。客観視を促し、一人二役のセルフカウンセリングとして機能するため、感情の整理や自身の本音を理解する練習に最適です。毎日書く義務はなく、モヤモヤした時に箇条書きにするのがおすすめ。また、理想を言語化して定期的に見直すことで、自分の立ち位置が明確になり、願いの実現へ向けて行動できるようになります。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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そもそも「ジャーナリング」とは何か?
ジャーナリングというのは、簡単に言えば「書き出す」ということです。昔から自己啓発や心理学の世界では、「辛いことがあったら書き出しましょう」「自分の気持ちを紙に書きましょう」と推奨されてきました。
その「書き出す」という行為を、改めて「ジャーナリング」という言葉でまとめたもの、と理解していただければ良いかと思います。
関連書などには「何分間行う」「テーマを決める」といった作法が書かれていることもありますが、明確な定義があるわけではありません。やり方は自由で構いません。「書く瞑想」と呼ばれることもありますが、難しく考えず、単純に「自分の気持ちを吐き出す」ということで十分です。
カウンセリングとジャーナリングの共通点
では、なぜ気持ちを吐き出すことが良いのでしょうか? ここでは「カウンセリング」と絡めてご説明します。
カウンセリングの基本は、心理士の先生が相談者の話を「傾聴」し、セッションを進めていくことです。自分の気持ちを話して「聞いてもらう」ことが大きな目的の一つですが、ジャーナリングで自分の気持ちを書き出す行為も、実は「傾聴してもらっている」のと似た効果があります。
専門のカウンセリングを受けるには、予約を取り、足を運び、それなりの費用がかかります。「今すぐ話を聞いてほしい」と思ったときに、好きなように傾聴してもらうのは難しいでしょう。しかし、ジャーナリングなら、いつでも自分の好きなタイミングで気持ちを書き出し、スッキリさせることができます。
セルフカウンセリングとしての効果
書くことには、気持ちを落ち着かせ、自分を「客観視」できるという重要なポイントがあります。
通常のカウンセリングは「自分が話し、カウンセラーが聞いてアクションを起こす」という過程ですが、ジャーナリングの場合は「自分が気持ちを書き出し、書かれたものを自分自身がカウンセラーとして評価する」ことになります。つまり、一人二役を行っているようなものです。
書き出したものを見ることで、以下のようなメリットが得られます。
●「少し考えすぎかもしれない」と冷静になれる
●時と状況によって、自分の気持ちが変化していることに気づく
(例:あの時はネガティブだったが、今は違うなど)
また、自分の気持ちに鈍感な人にとっては、「今、自分は何を考えているのだろう」と気持ちを理解する良い練習になります。これによって、やりたくないことをうっかり引き受けてしまったり、苦手な状況に自分を追い込んだりすることを避けられるようになります。
手間もお金もかからない、非常にメリットの大きいセルフカウンセリングと言えます。



