市場関係者は相場を左右する一握りの米大型株にばかり気を取られているが、今のところ今年の勝者は小型株だ。その差も大きい。年初来上昇率はラッセル小型株指数が21%、中小型株指数のラッセル2000はそれをやや下回る程度だが、S&P500種指数はその半分強にとどまる。一方、超大型株指数のラッセル・トップ50はわずか6%で、「マグニフィセント・セブン(米テック大手7社)」はそれよりさらに低い。背景には投機や原油ショック、人工知能(AI)関連銘柄からの資金シフトといった要因があり、指数の仕組みの奇妙さも一因だ。投資家はこの動きに留意した方がいい。理解すべきは、小型株がこれほど好調だった理由と、それが長続きしないかもしれない理由だ。
大勝ちする米小型株、良い兆候にあらず
投機的な小型株が大勝ちしている時は、投資家が冷静な判断を失っていることが多い
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