米鉄鋼大手USスチールは2年前、東部ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊にある最古のモンバレー製鉄所の操業継続は困難との見方を示していた。だが現在、新たな所有者となった日本製鉄のもと、同製鉄所を数十年にわたり稼働させるためのプロジェクトが始動しようとしている。昨年、物議を醸した買収劇を経てUSスチールを買収した日鉄は、圧延設備の刷新に向けて今後3年間で同製鉄所に20億~25億ドル(約3200億~4000億円)を投じる見通しだと明らかにした。当初見積もっていた投資額の2倍以上にのぼる水準だ。稼働開始から88年が経過した熱間圧延設備を刷新することは、米国産鋼材の増産につながる。同社幹部によると、今回のプロジェクトによりペンシルベニア州で最大6000人の雇用が創出され、最大17億ドルの経済効果がもたらされる見通しだ。
USスチール、最古の製鉄所を全面刷新へ 存続危機から一転
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