「悩んでいる時間が激減!」
「仕事のキャパが10倍に!」
こんな感想が寄せられているのが木下勝寿氏のベストセラー4部作だ。読者が衝撃を受けたのはモチベーションや頑張り方ではない。「考え方のクセ(思考アルゴリズム)」だった。
話題の新刊で木下氏は「地頭は“センス”ではなく“スイッチ”。押し方を知れば変えられる」と語る。ライターの照宮遼子氏が新刊をコンパクトに深掘りする。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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以前の職場にいた後輩のエピソード
Excelの使い方を、何度教えても覚えられない後輩がいた。
新卒で、大学時代はほとんど触ったことがないというから、無理もない。
私自身も最初は苦労した。こちらもそのつもりで、かみ砕いて根気強く教えた。
ところがある日、頼んでいた資料が仕上がってみると、いろいろエラーが出ている。
聞けば、理解できていないまま自分で進めていたという。
真面目でよく頑張る子だったので、何とか自分でやり遂げようとした結果だったのだと思うが、結局、一からつくり直すことになった。
「黙って進めちゃう人」が勘違いしていること
著者累計40万部超の実績を誇る木下勝寿氏は著書『地頭スイッチ』の中でこう述べている。
知頭モードで聞くのは「答え」。(中略)
一方、地頭モードで聞くのは「確認」。目的・目標、現状認識が合っているかをすり合わせる質問です。
――『地頭スイッチ』より(P.120~121)
後輩が黙って進めていたのは、聞くことへの気まずさがあったからではないだろうか。
何度教えてもらっても覚えられない、またわからないと言いに行くのは、真面目な子ほどつらい。
ただ本書でいう地頭モードの「確認」は、それとはまったく別の行為だという。
答えを知っている人に教えてもらうのではなく、自分の理解や進め方が目的とズレていないかをすり合わせることだ。
「聞く」の意味が一変する一冊!
あのとき後輩に必要だったのは、「確認」するという発想そのものだった。
あの後輩のように、「聞くことが苦手」という人は多い。
でもその苦手意識が気まずさからきているなら、問題は聞く勇気ではなく、聞き方の定義そのものにある。
本書『地頭スイッチ』を読んで、「聞く」という行為の意味が変わった。
いわゆる「報連相」に苦手意識がある人にこそ、手に取ってほしい一冊だ。








