米民主党の有力上院議員が、国防総省による人工知能(AI)の利用方法を制限する法案を提出しようとしている。民主党はそのほかにもAIに関する数多くの提案を行っており、同党が議会の支配権を取り戻した場合にテック各社が直面するとみられる監視体制をうかがい知る材料となる。アダム・シフ上院議員(民主、カリフォルニア州)は、国防総省が兵器へのAIの利用に人間の関与を義務付けるほか、米国内を監視する目的でのAIの使用を禁じる法案を提案している。この法案は、国防総省の既存プロトコルを拡大するものだ。この提案には、先ごろマーク・ケリー上院議員(民主、アリゾナ州)、キルステン・ジリブランド上院議員(民主、ニューヨーク州)、エリッサ・スロットキン上院議員(民主、ミシガン州)が提出した法案の数々と、いくつかの点で共通性がある。これら法案の多くは、AI開発企業アンソロピックと国防総省の対立を背景に提出された。両者の衝突は、AI使用時に人間を関与させることを巡る国防総省の規制に疑問を投げかけている。