これは誇張ではない。信じてほしい。少し陳腐な例えに聞こえるかもしれないし、あなたの興味分野ではないかもしれない。しかし、アーノルド・シュワルツェネッガーはこう語っている――トレーニングは、限界に達したと思ったその瞬間から始まるのだと。そこから先、精神と意志が肉体を押し進めるときに、初めて本当の成長と進歩が生まれる。

コンフォートゾーンの外側に
成長の余地が残されている

 ドイツで人気の少林僧シー・ヘンイーも、舞台上で半スクワットの姿勢を取りながら、似たようなことを言っている。「脚が震え始めてからが、本当に面白いところだ」と。

 では、あなたの「脚が震える場所」はどこか。どの領域を避け、どの挑戦をコンフォートゾーンの内側に閉じ込めているのか。人生はいつも、コンフォートゾーンの外側から始まる。個人の成長もまた、例外ではない。

 私たちの中にいる「内なる怠け者」は、囲い込んだ安全地帯を必死に守り、外の世界へ出ようとする私たちを吠え立てて止めようとする。恐れを克服する訓練を妨げ、習慣を破ることを拒ませ、変化を遠ざけようとする。

 しかし、その壁を越えた先には、まったく新しい世界が広がっている。リスクを取ること、痛みを受け入れること、脚が震えるその先を確かめること――それらはすべて価値ある試みだ。ときには失敗するだろう。

 だが、ときには気づくはずだ。自分は、思っていた以上に大きな力を持っているな、と。

考える暇があったら行動する
ロバート・デ・ニーロ

 ロバート・デ・ニーロが世紀の俳優であることは誰もが知っている。しかし、彼がどうやってその地位に到達したのか、考えたことはあるだろうか。

 1960年代から今日に至るまで、彼は『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『ブロンクス物語』『カジノ』『ゴッドファーザー PARTII』『ジョーカー』など、数え切れないほどの名作に出演してきた。

 『レイジング・ブル』では、ボクサーのジェイク・ラモッタを演じるため、試合シーンに備えてプロボクサー並みの肉体を作り上げ、その後30キロ増量して晩年の肥えたラモッタを忠実に再現した。