さらに彼は映画プロデューサー、投資家、実業家としても成功を収め、ニューヨークの名高いトライベッカ映画祭の共同創設者でもある。
こうした卓越した成果を成し遂げられるのは、早起きして1日を最大限に活用する者だけだ。そして、遅くまで寝ている人や、ためらってばかりいる人、否定ばかりする人などが口を挟むのを待っているようでは、何も達成できない。
デ・ニーロの核心を突く言葉はこうだ――「なぜ自分でやらないのか」。他者がいつまでも態度を決めないとき、あるいは周囲の遅さに足止めを食らいそうなとき、自分に投げかけるべき究極の問いである。
すべての情熱を注ぎ込めば
不可能なことなどない
私は映画『ロッキー』の第6作をシリーズの最高傑作だと思っているが、そこでシルベスター・スタローンが演じるロッキー・バルボアはすでにかなりの老境に達している。それにもかかわらず、彼は現役の世界チャンピオン、メイソン“ザ・ライン”ディクソンに挑戦する。ちなみにその役は、実際のボクシング世界王者によって演じられている。
試合シーンでは凄まじい火花が散り、ロッキーが彼の切り札「決して諦めない」という不屈の姿勢を見せたとき、物語はクライマックスを迎える。しかし、その試合前の準備期間中からすでに、彼は相当な苦難に耐えなければならなかった。
『毎日が必ずうまくいく366のヒント』(ホス&ホップ著、伊達信夫訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ここで登場するのが旧知のトレーナー、トニー“デューク”エヴァースである。彼はまずロッキーの身体の中で、もはや使い物にならない箇所を冷徹に数え上げる。膝、肩、肘、そして目などは、長年の激闘と加齢によってすでにボロボロだった。
だがその後、彼はロッキーを鼓舞するようにこう告げた。「持てる限りの強さ、力、そして愛を捧げよ。そうすれば、お前でもまだ勝てる」。
まさにその通りだ。私たちが自らの愛も含めて、持てるものをすべて注ぎ込むとき、私たちは不可能と思えることさえ成し遂げることができる。
逆に、それほどの情熱を持てないのであれば、最初から始める価値はない。中途半端な覚悟で臨めば、ただ打ちのめされるだけに終わってしまう。







