正直なところ、ぜんぜんおいしくありませんでした。みなさんだったら、こんなとき、どんなふうに反応しますか?
私は、「新たな手法にチャレンジしたんだね。改善の余地はあるけれど、そのチャレンジがすごいよ」と褒めます。
こんなこともありました。
「カレーの具材は煮えていれば問題ないんじゃないか」と考えた子どもが、炒める工程を省いて作っていました。結果、コクがあまり出なかったのですが、「ナイスアイディア!時短になるね」と言って食べました。
他にも、こぼしてしまったりお皿を割ってしまったりする失敗ももちろんあります。
でも、大ケガにつながるリスクの高い失敗でなければ、いいじゃないですか。失敗しても、おもしろがって、チャレンジしたことを褒めながら食べていけばいいのです。
失敗に慣れているからこそ
創造的な大人に育ってくれた
わが家の子どもたちは、チャレンジへの失敗に慣れて育っているので自分でいろいろなものを作ろうとします。
次女は干し芋が大好物なのですが、現在彼女が住んでいるインドには売っていない!そして、いよいよ干し芋が恋しくなって自作しようと試行錯誤しています。
『お手伝いで自分から楽しく学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』(岩田かおり、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「どうやったらうまく干せるのか」を考え抜き、わが家でカラスミを作った際に使った食材を干す乾燥ネットを持って帰っていきました。インド人の友達にも自作の干し芋を食べさせて、日本の干し芋文化を広げようとしています。ただ、インドの方はあまりホクホクした食感が得意ではないようでリアクションがいまいち。本人としては不満のようですけれどね。
そんな次女の話を聞きながら、料理ができれば食文化で交流することもできるのだな、と感じています。
「なんでも作ろうとする」のは料理だけではありません。3人とも失敗することへのハードルが低いので、どんどんクリエイティブになっていきます。
アメリカにいる長男はハロウィンのときに、ライトなどを張り巡らせたクラブのようなイベントをしたいと考えて、DJブースを手作りしたそうです。
わが家の子どもたちが持っている「なければ作ればいいじゃん」という発想は、家事で培われていった力だと確信しています。







