非常事態への備えを怠らない人々は、水や食料、燃料などの必需品を買いためている。過去4年間で2度目の世界的なエネルギー危機に見舞われる中、各国政府にも「備え」が欠かせないというメンタリティが広がっている。石油備蓄を増やそうとする計画を各国が実行に移せば、中東における戦闘がどう展開したとしても、エネルギー価格は長期にわたって高止まりする可能性が高い。原油価格は高水準で推移しており、最近は戦闘の再開で脆弱(ぜいじゃく)な停戦合意が脅かされていることから、一段と値動きが激しくなっている。取引分析プラットフォームを手掛けるオフサイズ・マクロの創業者でトレーダーでもあるリック・バンダジアン氏は、「今はかなり重大な岐路にあるように思える」と話す。同氏が追跡しているWTI先物は、原油トレーダーらが依然として価格が今よりも上昇するとみていることを示しているが、強気ポジションがピークに達した3月中旬ほどではないという。
石油在庫の拡充急ぐ各国、価格高騰は長期化へ
世界各国は将来のエネルギー危機に備え、石油備蓄を積み増そうとしている
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