SMAPの5人 Photo:Visual China Group/gettyimages
「夜空ノムコウ」をはじめ、SMAPの楽曲には世界最高峰のミュージシャンたちが数多く参加していた。しかし、当のメンバーたちは、その豪華さや演奏のすごさに無頓着だったという。音楽的な知識や先入観に縛られなかったからこそ生まれた、SMAPならではの魅力とは何だったのか。音楽プロデューサーの鎌田俊哉氏が、その舞台裏を振り返る。※本稿は、音楽プロデューサーの鎌田俊哉『ヒットのつくり方』(アチーブメント出版)の一部を抜粋・編集したものです。
世界最高峰のミュージシャンが
支えたSMAPの楽曲
SMAPの1994年以降のアルバムには、世界的にも著名なジャズミュージシャンをたくさん起用しています。
彼らによるユニット、SMAPPIESのアルバム『SMAPPIES:Rhythmsticks』(1996年)も出したら、それがジャズ雑誌「アドリブ」のベストレコード賞を獲っちゃった。SMAPの曲のインストカバーが入っていて、ジャズや玄人の音楽ファンからしたら「ふざけんな」という話です。それくらい豪華でした。
ニューヨークでレコーディングをしたんですが、スティングのツアーのリハーサルをやっていたドラムのヴィニー・カリウタを「1日休め」って連れてきちゃったり、サックスのマイケル・ブレッカーも仕事でヨーロッパに行く予定だったのに、すごいメンバーが揃っているから「俺、こっちやりたい」とキャンセルして参加してくれたり。弦楽器はニューヨーク・フィルハーモニックだし、フルートはファニア・オールスターズのデイヴ・バレンティーンです。
つんく♂がモーニング娘。の曲をこのあたりの人たちを起用してニューヨークでレコーディングしたのはSMAPへの憧れからだったらしいです。「俺の曲をああいう人たちに演奏してもらいたい」と。世界最高峰のミュージシャンたちですからね。







