ドナルド・トランプ米大統領は数週間にわたり、イランとの合意は間近だと主張してきたが、現実を認めつつあるのかもしれない。同大統領は10日、イランの体制が交渉を「だらだらと引き延ばしている」と述べた。外交による解決を探ってきた大統領は「彼らはわれわれをカモにしている」とも付け加えた。トランプ氏はついに新たなアプローチに踏み出す用意ができたのだろうか。9週間に及ぶ停戦により、イランが湾岸地域の情勢を左右する状況が続いている。イラン体制は米軍、米国の同盟・友好諸国、または商船への攻撃といった個々の「小競り合い」を始め、こうした応酬をいつ終わらせるかを決定できる立場にある。イランはまた、親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラにイスラエルを攻撃させ、その結果ヒズボラが拠点を置くレバノンで起きた戦闘を、米国との協議を引き延ばす口実に使ってきた。