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なかなか言葉が覚えられないなど、幼い子どもが思い通りに育たないことに不安を覚える親は少なくない。5歳までの子どもにとって本当に重要なことを、専門家が解説する。※本稿は、小児科医の成田奈緒子、臨床心理士の上岡勇二『その「習慣」が子どもの才能をダメにする』(SBクリエイティブ)一部を抜粋・編集したものです。
わが子を「作品」のように
捉えてしまう親たち
とくに0~5歳の「からだの脳」(編集部注/大脳辺縁系などを指し、睡眠、食欲、自律神経など生きるために必要不可欠な機能をつかさどる脳)を育てるべき期間は、子どもを親の思い通りにしやすい時期でもあります。どのような生活スタイルで過ごすか、どのような理念の幼稚園・保育園に通わせるか、どんな習い事や体験をさせるかなど、親が決めて実行することがほとんどでしょう。子どもを大切に思うからこそ、さまざまな情報を集めて「もっとも良い選択」をしようとするのだと思います。
そうして懸命になって選択した結果、「わが子がどう育っているか」がとても気になります。親の思う「かわいい子」に育っていれば自分がやってきたことが正しかったと感じられるし、そうでなければ「何が間違っていたのか」と不安になります。まるで子どもを自分の作品だと思っているかのようです。
その証拠にと言っていいかわかりませんが、私たちが専門家としてお子さんの気になる点を指摘しようとすると、拒否的な反応を示す親御さんは少なくありません。親御さんが自ら「うちの子、こんなところが気になるんです」と言うのはOKなのですが、人に言われるのは嫌なのです。







