さて、今回試乗した第2世代は、外板のうちボンネットが中央部分を少しくぼませたデリカミニ専用となった。が、それとてルークスと大きく異なるわけではない。
とどのつまり、面構えのチャーミングさがデリカミニの最大の勝因だったと言えるだろう。このフェイスを投影した、犬のブルドッグのようなキャラクター「デリ丸」まで人気が出たほどだ。※トップ画像参照
が、デリカミニは見てくればかりのクルマかといえば、さにあらず。走り、乗り心地も三菱自動車のクロスカントリーモデルらしさが鮮明に出ていた。三菱自動車が独自にチューニングを施したサスペンションは柔軟性が高く、路面が悪いところも快適性の低下を最小限に抑えながらバンバン乗り越えていくという、言うなれば大船に乗った感があった。
eKクロススペースまでは、日産と三菱自動車が共同開発する軽自動車は足まわりが同一で、違うのはデザインのみだった。が、デリカミニは4WDのみ、中型オフロードミニバン「デリカD:5」の実験担当が、未舗装路でも快適で安定的に走れるよう再チューンを行っている。
その効能は第1世代、第2世代とも大きく、軽スーパーハイトワゴンでありながら鉄板の下で四輪が自由運動をしているかのようなオフロード車テイストを持たせることに成功していた。
開発の関係者によれば、第1世代の開発に着手した段階では、こういう味を出せるという確信を持っていたわけではなかったという。
〉〉後編『日産ルークスと何が違う?「軽なのに約300万円」もするデリカミニが売れるワケ』では、安定性や乗り心地、燃費や車内仕様をレビューしながら、「高グレードから売れる」理由に迫ります。
中型ミニバン「デリカD:5」。難しい市場環境の中でデリカブランドを何とか継承してきたからこそデリカミニが成功している Photo by K.I.
デリカミニのフロントビュー。外板のほとんどを日産ルークスと共有しながらそれを感じさせないくらいの差別化を成し遂げたのはデザイナーの技ありと言っていい Photo by K.I.







