高い人気を博したキャラクターグッズ「デリ丸」との2ショット。目ヂカラを感じさせるヘッドライトのテクスチャーは第1世代から継承したチャームポイント Photo by Koichiro Imoto
軽スーパーハイトワゴンの中で販売台数は下位ながらも、異彩を放つのが三菱自動車の「デリカミニ」だ。車両価格290万7300円と、軽自動車としては高いグレードから売れているのは、なぜか?兄弟車である日産「ルークス」とは何が違うのか――試乗や開発関係者の言葉から、謎に迫る。(ジャーナリスト 井元康一郎)
高いグレードから売れる...?
「デリカミニ」の実力とは
日本の乗用車マーケットで最多販売カテゴリーとなっているのは、軽規格で全高1.8mクラスの軽スーパーハイトワゴンだ。2025年度の新車販売ランキング(普通車も含む)では、1位がホンダ「N-BOX」(19万8893台)、2位がスズキ「スペーシア」(16万3054台)だった。同カテゴリー全体のセールスは60万台以上で、新車販売のおよそ6台に1台を占める。
同カテゴリーをさらに詳しく見ると、1位ホンダ、2位スズキ、3位ダイハツ「タント」、4位日産自動車「ルークス」。では、5位のメーカーはどこか。
早々に答えを言うと、三菱自動車だ。同社の「デリカミニ」は今年1~4月の月間販売台数は平均4000台強と、N-BOXやスペーシアには遠く及ばない。※なお三菱自動車の同カテゴリーは他にも、「eKスペース」などがある
しかし、デリカミニには他の追随を許さないファクターがある。それは、「平均売価の高さ」だ。196万4000円というスターティングプライス自体、競合のドレスアップ系グレードよりも高い。が、驚くのはそれだけではない。
デリカミニで最も売れているグレードは車両価格290万7300円、軽スーパーハイトワゴンの中でも突出して高価な「T DERIMARUパッケージ」の4WD(4輪駆動)。次の売れ筋が、同274万100円の2WD(2輪駆動)だ。
この2つで、デリカミニ販売の40%以上を占めている。トップグレードから売れるというのは、価格に敏感な軽自動車では異例のことだ。







