友達がいない人は関係の維持(キープ)が苦手で、大人になると学校のような集まる場所(ハブ)が減るため孤立しがちです。生存戦略として有効なのは、苦痛なく関係を保つ「ハブ化」の活用です。趣味のサークルやネットコミュニティなど定期的に通う「場所」を作ったり、企画上手な「人」を経由したりすることで、心に大きな労力をかけず無理なくつながりを維持できます。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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友達がいない人の「生存戦略」とは?
今日のテーマは「友達がいない人の生存戦略」についてです。
友達がいないことが当たり前になっていて、寂しさや不都合を特に感じていないのであれば、生存戦略としては全く問題ないと思います。しかし、「友達が全くいないのは少し寂しいな」「将来が不安だな」と感じている方に向けて、今回はお話ししたいと思います。
友達がいない、あるいは少ないという方は、基本的に「友達とつながり続けること」が苦手な傾向にあります。社会生活を送っていれば、勝手に知り合い自体は増えていくものですが、そのままにしておくと自然とフェードアウトして関係が消えてしまいます。
友達が多い人というのは、この関係をキープする、つまり「足し算」ができているのです。
人間関係は「人口の増減」と同じ仕組み
新しく知り合う人がいて、フェードアウトして離れていく人がいる。これは人口の増減(生まれる人と亡くなる人)と同じ仕組みです。
フェードアウトする人よりも、新しく知り合う人の数が多ければ友達は増えますし、逆であれば減っていきます。友達を作るのが苦手な人は、フェードアウトしてしまう人のほうが多いのです。しかし、社会生活の中で知り合いを増やす機会はそれなりにあるため、「維持するほう」をなんとか工夫すれば、友達は作りやすくなります。
とはいえ、友達が少ない人にとって「関係を続けること」は大変な作業です。自分から遊びや飲みに誘うとき、「嫌われていたらどうしよう」「無視されたら」「断られたらへこむな」と、ダメージを受けるリスクばかりを考えてしまい、声をかけられなくなってしまうのです。
その結果、だんだん寂しくなってしまったり、無理に繋がっても「その場を楽しく盛り上げられていないな」という劣等感を抱いてしまったりして、ますます友達が減っていくという悪循環に陥りがちです。
関係を維持するための「ハブ化」という考え方
では、友達をキープするためにはどうすればいいのでしょうか? それは、苦痛を感じずに「フェードアウトさせない仕組み」を作ることです。
そこでおすすめしたいのが「ハブ化」です。ハブというのは、航空業界の「ハブ・アンド・スポーク方式」からきています。大きな空港(ハブ)同士を大型機で結び、そこから地方空港へ小型機で乗り換えて移動するシステムです。
それぞれの地域をすべて直行便で結ぶと路線が多くなりすぎて非効率ですが、中心となるハブを作ることで効率よくたくさんの人を運べます。人間関係もこれと同じで、「ハブとなる場所」や「ハブとなる人」を作るのです。



