
「看護とは何か?」
バーンズは「ホタルの光」を歌いだし、みんなでしみじみ合唱。それからみんなで記念写真。ゆきも一緒にパチリ。
花束をもった看護婦第一期生の写真は象徴的に今後も折にふれて登場することだろう。
その後、りんと直美(上坂樹里)は卒業の報告に捨松(多部未華子)を訪ねる。
「相変わらず仲がいいわね」と捨松。
いよいよ、トレインドナースが日本にも生まれる。「ありがとう。私の夢をかなえてくださって…」と捨松は喜ぶ。彼女の夢とはひとつは女学校をつくること、もうひとつは、看護婦を育てることだった。
養成学校ができて看護婦が誕生。とはいえ、わずか一期生のみで学校は閉校してしまったことをどう考えているのかはわからない。
捨松ほどの地位があれば、病院に圧力を加えることもできそうなものだが、それをしないで静観しているのはなぜか。結果的に、病院でトレインドナースの必要性を認識し、自ら育成を考えることになったからであろうか。捨松にとっては、日本に看護婦を根付かせることが目的であってどんな形でもそれが継続するのだから無問題なのかもしれない。
みごとに、看護婦のトップバッターとして塁に出たりんと直美に、捨松の最後の授業。
「看護とは何か?」
この間、バーンズ先生が捨松に問いかけたものだ。
ふたりとも答えられない。沈黙したふたりに「グッド!」と捨松。
答えられない、それが正解。
「学べば学ぶほど、安易には答えられなくなるのが看護ですよね。何をどこまでどうしたら、患者は一人一人違い、状況は時によって変わっていく。バーンズ先生は、あなたたちをしっかり育ててくださったのね」
第56回でバーンズと捨松が交わした禅問答みたいなものの回答がここで成されて、ホッ。
これはフユ(猫背椿)の「看護は家事みたいなもの」の全貌があとになって明かされるのと同じ構成である。
言っていることはもっともだがやや漠然としている。さすがにこれだけでは終わらない。
捨松はバーンズや校長がひた隠していたことをりんと直美に明かす。







