「そんなに犯人の人権が大事かね」出世できない新聞記者に同僚が「人権屋」「ああなったらお終い」とヒソヒソ話【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎は第4外科での研修が終わり、精神科で研修が始まった。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第97話「新聞の作り方」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公は永禄大学附属病院(永大病院)の研修医・斉藤英二郎、25歳。精神科で研修中だ。

 そんな中、ある小学校で、凄惨な事件が起こった。刃物を持った男が、窓から子どもたちのいる教室に侵入し、多くの子どもたちを襲ったのだ。

 警視庁はマスコミに対して事件の概要を発表。10人以上の被害者がいるとみられ、死者も出ているということだった。男は既に確保されているという。男の名前は志村秀治(37歳)。彼が精神科への入院歴があることも合わせて発表された。

 永大病院の精神科で取材をしていた読捨新聞社の記者・門脇耕太郎も事件の一報を知る。新聞社では号外を出したり、紙面の差し替えをしようと騒然としている中、門脇は確保された男が精神科への入院歴があると知り、呆然としていた。

 混乱の中、指揮を取る種本が「紙面に男の名前は載せるのか」と問われると、「名前は伏せます。男は精神病だ」と答える。門脇は「精神科への入院歴があることを載せるのか」「入院歴は載せるべきじゃない」「精神病だからやった事になってしまう…!!」と反発する。

 しかし、種本含め、職場の同僚たちは、「彼は出世とか関係ないから」「人権屋っていうんだよ…」「そんなに犯人の人権が大事かね」などと門脇に対して冷たい目線を向けるだけだった――。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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