定期的に“しか”振り返らない、が効くタイプもいる
考えすぎてしまうタイプの人は、真面目で頑張り屋さんです。
しかし、他者の意見や、メディアなどの情報に過度に反応してしまい、自分の行動に自信を持てなくなる傾向があります。
このようなタイプに「将来を考えて、日々、反省しなさい」という一般的なアドバイスを行うと、「迷い過ぎて、前に進めなくなる」という悪い結果につながります。
自分の人生やキャリアに迷うのは自然なことです。むしろ、自分の頭でしっかり考えている証拠だとも言えるでしょう。
しかし、迷う際に、手が止まる、足が止まってしまっては、本末転倒です。
日々の仕事をこなし、スキルを身に付け、キャリアを形成していくためには、迷いながらも前に進み続けなければいけないのです。
そのため、こういう人たちには「定期的に“しか”振り返っちゃダメ」というアドバイスをする必要があります。
そして、「次の振り返りタイミング」を一緒に定義し、そこまでは、一回目をつぶって走り切る、という合意を取り付けるのです。
3カ月後なのか、半年後なのか、1年後なのかは、仕事の内容や職場環境、その人の性質などによって変わるでしょう。しかし、いずれにしても、その「振り返り」の時までは、迷う心を一回凍結して、走り続けるべきなのです。
迷いながら進むと、トータルの距離が出ない
当然ながら、日々の振り返りは、本来は大切なものです。いわゆるPDCAを回す行為ですから、検証サイクルは短ければ短い方が良いです。
しかし、その振り返りによって迷いが生じてしまうと、歩みが遅くなってしまいます。
毎日振り返った結果、うろうろと左右を行き来した人がいるとします。右斜め45度に1、次の日は左斜め45度に1、と繰り返して進んだ人が100日後に辿り着くのは、スタート地点から71離れた地点です。
これは、まっすぐ進んだ人が100まで進んでいるのと比べると、3割少ない結果になります。
歩いた距離は同じ100ですが、出発地点から到達地点までの距離が異なってしまうのです。
あるいは、「迷っていたために、足が止まってしまった=1日に進むことのできる距離が1に満たない」ということになると、さらに到達点は手前になります。
このようなことを繰り返していては、毎日真面目に頑張っているにもかかわらず、成果につながらなくなってしまいます。








