スーパーが真似できない「補充」の柔軟性

 オリジン東秀の強さは、商品の陳列状況や店舗オペレーションを細かく観察すると、より鮮明に浮かび上がってくる。 

 例えば、直近で強化している「おにぎり」のカテゴリー。おにぎりは200円以内に収まる絶妙な価格設定でありながら、店舗当たり最低でも20品へとアイテム数を拡大。これが朝食や昼食需要を捉え、客数増を牽引している。 

そりゃ「オリジン」の独り勝ちだわ…「ほっともっと」「ほか弁」 と明暗分かれた納得のワケ著者作成
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 さらに重要なのは、その「補充の柔軟性」だ。オリジンでは、おにぎりを朝から並べるだけでなく、売れ行きを見ながら少量ずつ追加製造し、時間帯に応じて品ぞろえを維持している。

 ちなみに、一見シンプルに思えるこの店内調理と補充のオペレーションは、実は一般的なスーパーでは再現しにくい。現在、多くのスーパーは深刻な人手不足で効率を重視するため、一度に複数食をまとめて製造するケースが多く、売れ行きに応じてこまめに追加製造する体制を組みにくいからだ。 

そりゃ「オリジン」の独り勝ちだわ…「ほっともっと」「ほか弁」 と明暗分かれた納得のワケ著者撮影「海老とぶブロッコリーのサラダ」100g218円

コンビニ、スーパー、専門店の「死角」を突く

「キッチンオリジン」や、イオンの食品売り場などで展開する「オリジンデリカ」に足を運ぶと、売り場中央に商品がぎっしりと並ぶ光景が目に飛び込んでくる。

 一見すると、スーパーのような作り置き売り場にも見える。しかし、その本質は異なる。

 商品は店内調理によって継続的に補充されており、売れた分だけ追加製造される。その結果、売り場には独特の鮮度感と活気が生まれているのだ。