同時に、恋の最中は「側頭頭頂接合部」や「扁桃体」の活動が低下します。つまり相手を批判するとか嫌なところを探すことはなくなります。彼や彼女を見ると、それだけでいい気分になってワクワク、ドキドキ。嫌なところなどまったく見えない、いわゆる「あばたもえくぼ」は脳の働きからも説明できるわけです。
恋の始まりの頃に相手の顔写真を見ると体の痛みも軽減する、ということもわかっています。これは、恋人の顔を見ているときには報酬系が活動し、快感ホルモンであるドーパミンの分泌が促されるためだそうです。
いざ結婚となると
マリッジブルーになる理由
つまり、恋は痛みまでマスクするのです。しかし、恋に限らず、戦いの最中でも痛みのマスクは起こります。ボクシング選手などは試合の最中で興奮状態のときには痛みを感じなくなります。
性交渉も、ともすれば痛みを伴うことはありうるので、そういった場合もマスク作用が起こっているのかもしれません。だからこそ、長く付き合ってきたパートナーが性交痛を訴えたときなどは、痛みに対する配慮をできることがパートナーシップとして大切ですね。
交際期間がまだ短い間は、「前部帯状回」の活動が強まることも確認されています。前部帯状回は、感情の形成と処理、学習と記憶に関わる部位で、「相手を気遣う」ときに活性化します。
しかし、このようなパートナーに対する「あばたもえくぼ」状態や、気遣いできる状態は、交際期間が長くなると消えてしまいます。1~2割ほどは残る、とも言われていますが。
パートナーとの関わりが長くなると、互いに気遣うことも減り、相手の短所をズケズケと指摘するようになったりしますよね。
一方、恋で燃え上がってもいざ結婚となると、「マリッジブルー」が起こることも知られています。いきなり冷静になり、相手とこの先長く過ごしていくことに疑問を感じ始めるのです。
そもそも、大きなライフイベントは大きいストレスとなるのです。







