脳の内側前頭前野、後帯状皮質など脳の複数の領域が活性化します。

 デフォルト・モード・ネットワークは、ぼんやりしているとき、お風呂に入っているとき、散歩しているときなどに活性化することがわかっています。

 たとえば、シャワーを浴びているときに、「これ、いいかも」とひらめくことがわりとあるように思いませんか。

 そのときにはデフォルト・モード・ネットワークが働いているはずです。脳がこのモードになっているときには、自分の体験や様々な記憶情報を脳が物語として作り直しています。

 ぼんやりしているときになんとなく人生を振り返ったり、つながると思わなかったもの同士につながりを発見したりする、つまり「ひらめく」ことが起こりやすいのです。

「ひらめき」神経活動を
活性化させる6つの行動

 デフォルト・モード・ネットワークを活性化するには、以下のような行動がお勧めです。

◯ ぼんやりする
◯ 散歩する、歩き回る
◯ トイレに行く
◯ 水回りの掃除をする
◯ 料理をする
◯ 音楽を聴く

 どれも、頭を抱えて悩んでいる状態とは逆の、ルーティンでできる行動である、という共通点があるわけです。

 創造力や「ひらめき」について、脳科学ではいろいろな研究が行われています。

 とはいえ、なかなか「気分を変えよう」という気持ちにまで至らないことがあります。資料の山を読み込むときなどはしんどいですよね。でもそれは、ひらめきを導き出すために必要な作業なのです。

 ひらめくにも、その神経ネットワークがつながるための元の素材が入っていないとつなげようがありません。

「考えに考えて、それでも思いつかない」と思う状態までは、とことん考えないとだめ、詰め込まないとだめ。そこまでやった状態でぼーっとしていると、答えが出るときは出るものです。

 では、「資料も読んだ。とことん考えた。けれども、いいアイデアが出てこない。最初の1行がどうしても書けない」という場合はどうすればいいのでしょう。

 もしかするとそれは、ひらめくための素材がそろいきっていないためかもしれません。