また、「これを書いたら、いいことが起きる」という達成への予感が出来上がっていたなら、あれこれ考えなくても自然と「書き始める」ことが起こります。
その達成への予感が未完成だったという可能性もあります。
というのも、脳科学でいうと、「やる気は行動と快感の結びつきによって起きる」からです。
そのためには、「行動をしたら快感を得た」という体験を繰り返すことが重要です。体験の繰り返しによって、「まず1行書く」ことがさほど負担感なくできるようになってきます。
行き詰まっているとき
脳はどんな状態になっているのか
そして1行書いてみると、足りない情報は何かがわかり、再びリサーチする、この繰り返しで、いわゆる「脳の拡張作業」が行われていきます。
統計処理をするのだって、結局のところデータを集めて脳の拡張を行っているわけです。それを行ううちに「つながり」が自動的に生まれ、ひらめくときがやってきます。
一方で、私は最近思うのですが、「ひらめかない」「アイデアが浮かばない」「書けない」と行き詰まる方の多くは、脳を「固定的に捉えてしまっている」状態ではないかということです。
脳は、自分の頭蓋骨の中の臓器とだけ思っていたら、それは違います。脳は頭蓋骨の中だけにある「固定的なもの」ではなく、一種の「情報処理器官」であって、その情報ネットワークは世界とつながっています。
インターネットしかり、SNSしかり。星空や月を眺めることによっても何らかの情報が入ってきています。脳から始まる空間的広がりは無限である、と考えてみませんか。何かが足りていないと思えばその情報にアクセスすればいいのです。
「1行目が書けない」、すなわち情報のつながりがまだ見えてこないのなら、たくさん情報を入れれば、何らかのつながりが「勝手に」出来上がっていく。それが脳の良さなのです。
たとえば、あなたが誰かと話しているときには互いに情報ネットワークをやりとりしていて、どこかでひらめきが起こり、それが伝播していくわけです。







