「減塩は長続きしない」と諦めていませんか? 実は、減塩は即効性のある「命の処方箋」です。なんと1日わずか1gの減塩で、血圧が1mmHg下がると期待されています。本記事では世界が警告する塩分の基準値や、厚労省が定める現実的な目標値を交え、専門医が挫折しない減塩術を大公開!「ラーメンのスープを残す」といった今日からできる小さな引き算で、100歳までボケない健康な脳を手に入れましょう。

【脳の専門医が教える】脳の寿命を縮めるNG行動ワースト1…WHOが警告する「塩分5g」をクリアする現実的な方法Photo: Adobe Stock

1日わずか1gの努力で変わる!
専門医が教える「命の処方箋」としての減塩術

健康診断で血圧の高さを指摘されても、「減塩の食事は長続きしない」と後回しにしていませんか?

しかし、減塩には驚くほどの即効性があり、将来の健康を守るための最も確実な投資と言えます。そこで、世界的な基準と、私たちがまず目指すべき現実的な減塩のノウハウについて解説します。

1日わずか1gの減塩がもたらす驚きの効果

「減塩の効果が出るまでには時間がかかる」と思われがちですが、専門医によれば、減塩は非常に効率の良いアプローチです。

減塩は即効性のある『命の処方箋』です。1日わずか1gの減塩で、上の血圧(収縮期血圧)がmmHg下がると期待されています。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』より

「1gでたった1mmHgか」と侮ってはいけません。わずかな血圧低下であっても、日本人の死因の上位を占める脳卒中や心筋梗塞のリスクを確実に下げることが分かっています。

食事を少し変えるだけで即効性が期待できる、まさにコストパフォーマンスの高い健康法なのです。

世界が警鐘を鳴らす「塩分」という敵の基準値

では、私たちは具体的にどれくらいの塩分量を目指すべきなのでしょうか? 国内外の専門機関は、塩分のリスクを重く見て厳しい基準を設けています。

世界の機関は、この『塩分』という敵の恐ろしさに気づいて、1日に摂るべき塩分量の目安を設けています。
◯日本高血圧学会:1日6g未満
◯WHO(世界保健機関):1日5g未満
◯AHA(米国心臓協会):ハイリスク者(高血圧患者など)は1日3.8g未満
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』より

まずはここから! 挫折しない現実的な目標値

とはいえ、現在の摂取量からいきなり半分に減らすのは至難の業です。そこで、まずは日本の公的な基準を目標にすることをおすすめします。

『いきなり半分にするのは無理だ!』と感じるかもしれません。そこで厚生労働省は、『日本人の食事摂取基準(2025年版)』で、まず目指すべき現実的な目標として、男性7.5g未満、女性6.5g未満を設定しました。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』より

最初から完璧を目指す必要はありません。「ラーメンのスープを残す」「醤油をかけるのではなく、つけて食べる」といった、日々の小さな「引き算」から始めるのが賢いノウハウです。

健康でボケない脳を維持することは、生涯にわたって高いパフォーマンスを発揮するための基盤となります。まずは今日から「1日1gの減塩」を意識してみませんか?

※本稿は『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。