ケビン・ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、FRBのベテランエコノミスト2氏を顧問に起用した。複数の関係者が明らかにした。ひとりはFRB調査統計部門に3人いる副ディレクターに名を連ねるダニエル・コビッツ氏。もうひとりは金融政策部門シニアアソシエートディレクターのエリック・エングストロム氏だ。両氏とも、ウォーシュ氏が改革を進めると公約しているFRBに関する豊富な知見を持つ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は以前、ウォーシュ氏がFRB外部の人材の活用も検討し、2人の保守派政策ベテランと、ジョージ・W・ブッシュ元大統領のスピーチライターを招聘(しょうへい)したと報じた。コビッツ氏とエングストロム氏は今年2月に、FRBが指標となる短期金利を引き下げる中でも長期国債金利が上昇した理由を論じる調査リポートを共同で執筆し、物価を押し上げる一方で経済成長を鈍化させる供給ショックのリスクや財政赤字膨張に対し、投資家が一層大きな見返りを求めるようになったことを要因に挙げた。インフレ率を目標の2%近辺に維持するFRBの能力に、市場が信頼を失った兆しはないと論じた。