「運がいい人は、何が違うのだろう?」そう考えたことはないだろうか。実は、強運な人には、才能でも性格でもない、ある共通した特徴がある。本記事では、「運がいい人」が無意識に実践している考え方を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

嫉妬するほど「強運な人」の共通点・ベスト1Photo: Adobe Stock

「運がいい人」の共通点

「運がいい人は、何が違うのだろう?」

そう考えたことはないだろうか。

タイミングに恵まれている。
チャンスをつかむのがうまい。
何をやってもうまくいっているように見える。

しかし、その違いは運そのものではないのかもしれない。

強運な人には、ある共通点がある。

それは、迷う時間が少ないことだ。
あらかじめ自分なりの判断基準を持っているため、必要以上に悩まず、すぐに行動へ移せるのである。

「交戦規定」の考え方を取り入れよう

そのヒントになるのが、「交戦規定」という考え方だ。

ご存じのとおり、「どう時間を使うか」は無限に選択肢があるように思える。それだけでなく、あなたは日々、時間の使い方についての異なる考えを持つ大勢の人と顔を合わせている。だから、どんなふうに時間を使えばいいのかわからなくなるのも無理はない。
そんなときに役に立つのが、「交戦規定」と呼ばれる行動ルールを採用することだ。これは戦場の指揮官が生死に関わる重要な決定を速やかに下すためのもので、戦闘中に意思決定を下すための基準となるルールのことだ。
指揮官は、自らの部隊が敵の攻撃を受けた場合、それに相応した対応をしなければならない。たとえば、村に立てこもった1人の狙撃兵から、部隊が攻撃を受けたとしよう。この場合、その狙撃兵に対抗するために村全体に大量の爆弾を投下するのは適切ではない。指揮官は、狙撃兵とその地域にいる他の戦闘員のみを標的にした、限定的な作戦を講じるべきだ。こうした規則を定めているのが、交戦規定である。
この規則には、捕虜の扱い方や、使用できる武器の種類、武力紛争で発生する他のストレスの多い状況への対処策などが規定されている。軍隊の比喩を過度に使うのは好ましくないことだとはわかっている。だが日常が戦場のように慌ただしい現代人にとっては、このルールから、あらかじめ状況に応じてどう行動するかを決めておくと便利だということがわかる。まずは、あなたが普段、どんなときに脇道にそれたり、脱線したりしてしまいがちかを考えてみよう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

「運がいい人」は、いつも正しい判断をしている人ではない。

判断に時間をかけすぎず、自分なりの基準に従って行動できる人である。

「こういうときはこうする」というルールをあらかじめ決めておけば、そのたびに悩む必要はない。
迷う時間が減れば、そのぶん行動する時間が増え、チャンスをつかむ機会も自然と増えていく。

私たちは、迷っている間にも時間を使っている。しかし、その時間は未来を変えてくれない。

強運な人ほど、人生のあらゆる場面で「迷う時間」を減らし、「行動する時間」を増やしている。その積み重ねが、周りからは「運がいい」と見える結果を生み出しているのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)