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優秀な上司ほど陥りがちな落とし穴がある。それは、「自分が判断したほうが早い」と考え、部下から意思決定の機会を奪ってしまうことだ。結果として、チームには指示待ち社員ばかりが増え、上司自身も忙しさから抜け出せなくなる。では、どうすれば部下は自ら考え、動くようになるのか。米国海軍流の人材育成術から、「フォロワーシップ」の考え方と、その実践法を解説する。※本稿は、エンドステートナビゲーション代表の浅野 潔『米国海軍大学元教官が教える自律型チームのつくり方』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。
チームの成果はリーダーよりも
メンバーの能力で決まる
フォロワーシップ(Followership)」とは、リーダーを支え、組織の成果を最大化させるための「部下やメンバーとしての能力」を指す概念です。
現代のマネジメントにおいては、リーダーシップと同様に、あるいはそれ以上に、フォロワーシップが重要視されるようになってきています。
一般にリーダーシップは、組織の方向性を指し示し、チームを牽引する力として広く知られています。
一方、フォロワーシップは、リーダーの指示に従うだけでなく、主体的に働きかけ、組織の目標達成に向けて積極的に貢献する、チームメンバーの力のことを指します。
言うまでもないことですが、チームは、リーダーとメンバー(=フォロワー)の両方で構成されます。しかも、人数で言えば、リーダーよりフォロワーのほうが圧倒的に多いのが通常です。
ということは、チームの成果により多く関与するのは、リーダーよりもむしろフォロワーであるとしても不思議はありません。







