外食で揚げ物を頼むとき、そのお店の油がどれくらい使い回されているかを気にしたことはあるだろうか。実は、油の状態が、体に入るものの質を大きく左右している。

【医師が教える】「揚げ物が好きな人」が注意すべきことPhoto: Adobe Stock

揚げ油は、繰り返し使うほど変性が進む

フライや天ぷらに使った油は、加熱のたびに少しずつ変性が進んでいく。
一度使った油をそのまま再び使うことで、
体にとって好ましくない成分が蓄積されやすくなる。
自宅で揚げ物をする場合は、使用後の油をなるべく再使用しないことが重要だという。

家庭での調理であれば、油の状態をある程度自分で確認したり、
使用回数を意識したりすることができる。
しかし外食の場合は、その油がどれくらい使い回されているかを、
客の側から知ることは難しい。

外食やお惣菜の揚げ物は、お店の油の管理が重要になる

「フライや天ぷらに使った油はなるべく再使用しない」ことも重要です。
外食でフライや天ぷらを食べるときや、揚げものの惣菜を買うときは、そのお店は新鮮な油を使っているか、つまり使った油を適切に取り替えているか、が重要になります。
インスタントラーメンも時間が経つと麺にしみ込ませてある油が変性してくるので、あまり長く保存しないようにしましょう。

外食でフライや天ぷらを食べるとき、あるいはスーパーやコンビニで揚げ物のお惣菜を買うとき、
そのお店が新鮮な油を使っているかどうか、
つまり使用済みの油を適切なタイミングで交換しているかが重要になるという。
油の見た目が濃く色づいていたり、独特のにおいがあったりする場合は、
変性が進んでいるサインである可能性がある。

また、インスタントラーメンについても注意が必要だという。
製造の過程で麺に油がしみ込ませてあるが、
時間が経つにつれてその油が変性してくるため、
長期間保存しすぎることは避けた方がよいとされている。
「賞味期限内だから問題ない」と考えがちだが、
油の変性という観点からは、できるだけ早めに食べ切ることが望ましい。

日常の食事のなかで、油の状態を意識してみる

揚げ物は多くの人にとって身近な食べ物であり、
完全に避ける必要はない。
しかし、油の状態という視点を持っておくことで、
同じ揚げ物でも、よりよい選択をしやすくなる。

自宅で調理する場合は油の使い回しを控え、
外食や惣菜を選ぶ際は油の管理に気を配っているお店を意識する。
インスタントラーメンは購入後に長く置きすぎない――
いずれも大きな手間なく取り入れられる習慣だ。
気になることがあれば、かかりつけ医や栄養士に相談することもお勧めしたい。

今日から試すなら、自宅で揚げ物をするとき、使い終わった油をその日のうちに処分することだけでいい。

(本記事は、書籍医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』をもとに作成しました。本記事は、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。健康状態に不安がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。)