外食で揚げ物を頼むとき、そのお店の油がどれくらい使い回されているかを気にしたことはあるだろうか。実は、油の状態が、体に入るものの質を大きく左右している。
揚げ油は、繰り返し使うほど変性が進む
フライや天ぷらに使った油は、加熱のたびに少しずつ変性が進んでいく。
一度使った油をそのまま再び使うことで、
体にとって好ましくない成分が蓄積されやすくなる。
自宅で揚げ物をする場合は、使用後の油をなるべく再使用しないことが重要だという。
家庭での調理であれば、油の状態をある程度自分で確認したり、
使用回数を意識したりすることができる。
しかし外食の場合は、その油がどれくらい使い回されているかを、
客の側から知ることは難しい。
外食やお惣菜の揚げ物は、お店の油の管理が重要になる
「フライや天ぷらに使った油はなるべく再使用しない」ことも重要です。
外食でフライや天ぷらを食べるときや、揚げものの惣菜を買うときは、そのお店は新鮮な油を使っているか、つまり使った油を適切に取り替えているか、が重要になります。
インスタントラーメンも時間が経つと麺にしみ込ませてある油が変性してくるので、あまり長く保存しないようにしましょう。
外食でフライや天ぷらを食べるとき、あるいはスーパーやコンビニで揚げ物のお惣菜を買うとき、
そのお店が新鮮な油を使っているかどうか、
つまり使用済みの油を適切なタイミングで交換しているかが重要になるという。
油の見た目が濃く色づいていたり、独特のにおいがあったりする場合は、
変性が進んでいるサインである可能性がある。
また、インスタントラーメンについても注意が必要だという。
製造の過程で麺に油がしみ込ませてあるが、
時間が経つにつれてその油が変性してくるため、
長期間保存しすぎることは避けた方がよいとされている。
「賞味期限内だから問題ない」と考えがちだが、
油の変性という観点からは、できるだけ早めに食べ切ることが望ましい。
日常の食事のなかで、油の状態を意識してみる
揚げ物は多くの人にとって身近な食べ物であり、
完全に避ける必要はない。
しかし、油の状態という視点を持っておくことで、
同じ揚げ物でも、よりよい選択をしやすくなる。
自宅で調理する場合は油の使い回しを控え、
外食や惣菜を選ぶ際は油の管理に気を配っているお店を意識する。
インスタントラーメンは購入後に長く置きすぎない――
いずれも大きな手間なく取り入れられる習慣だ。
気になることがあれば、かかりつけ医や栄養士に相談することもお勧めしたい。
今日から試すなら、自宅で揚げ物をするとき、使い終わった油をその日のうちに処分することだけでいい。
(本記事は、書籍『医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』をもとに作成しました。本記事は、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。健康状態に不安がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。)
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基本となる知識と具体的な食事術を学ぶことで「健康法」迷子から抜け出し、食事によって人生が変わる1冊です。
主要目次
第1章 まず知るべき「栄養と食品」の基本
栄養バランスは毎日考えなくていい─「1週間」でつじつまが合えばOK
「完全栄養食」を信じるな─「これだけを食べれば大丈夫」などありえない
トクホと「健康食品」はまったくの別物─機能性食品の違いをおさえる
第2章 「病気と栄養」の危ない関係
ジュースが危ない本当の理由─果糖とブドウ糖はヤバすぎる
「体にいい油」も要注意─変性すれば、すべて悪玉
「コーラで歯が溶ける」は本当─リン酸の強さとその代償
第3章 栄養学的に「ヤバい」食習慣
ファストフードで地雷を踏むな─シェイクのヤバさを知る
黒烏龍茶でチャラにはならない─「焼け石に水」で食べ過ぎを招く
プロテインが逆効果になる?─肝臓・腎臓が酷使される理由
第4章 頭が悪くなる「脳をダメにする」食事
ビタミン不足は静かに脳を鈍らせる─頭が悪くなる仕組み
「カルシウム不足でイライラする」のは本当か?─科学的根拠はない
「コーヒーを飲まないと頭が回らない」は危険信号─カフェイン依存のリスク
第5章 「体によさそう」に惑わされないための知識
野菜ジュースで「野菜」は摂れない─ビタミンCも食物繊維も抜けている
「グルテンフリー神話」に惑わされるな─アレルギーがなければ無視していい
サプリメントは買わなくていい─価格も品質も信用できない
第6章 「食べないほうがいい」食品の誤解を解く
コレステロールは敵ではない─体の必須成分と動脈硬化の関係
「白米を食べると太りやすい」のはなぜか─長所と短所を理解する
「うま味調味料=危険」は思い込み─グルタミン酸ナトリウムの正体
第7章 誰でもすぐに実践できる「栄養学的な食習慣」
チェーン店で健康的に食べる方法─最強はリンガーハットの「ちゃんぽん」
パフォーマンスを上げるには「お酢」を飲む─最速でシャキッとする
「腸活」ブームが見落としているもの─腸内細菌は大腸にいる
第8章 「体調と体質を改善する」食事術
風邪をひいたらホットジュースを飲む─「ダイダイ湯」「生姜湯」がいい
食べるべき食品ベスト1は「納豆」─ビタミンKが爆増する発酵の力
「なんとなく不調」なときは食べものを疑う─5つの食事リセット術
第9章 「ストレスから体と心を守る」食事術
老化と病気は抗酸化物質で防ぐ─「ポリフェノールたっぷり」に騙されない
「おいしく・安く・栄養豊富」な旬の食材を選ぶ─無駄にお金をかけなくていい
強いストレスには「動物性たんぱく質」と「ハーブティー」─メンタルを整える食事
第10章 「やせながら元気になる」栄養学的ダイエット術
「2日で1.5kg」は誰でもやせられる─大切なのは継続できるかどうか
リバウンドを防ぐための小さな工夫─体だけではなく「心の健康」を維持する
「体脂肪率」に振り回されるな─大切なのは「経過」を追うこと
第11章 「健康なまま長生き」するための食事術
「空腹は最強のクスリ」は本当か?─実践してわかった長所と短所
40歳から筋肉は勝手に減り続ける─寝たきり回避には「たんぱく質」が必須
発がん性物質を避けるには「焼く」よりも「煮る」─肉はマリネがおすすめ