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仕事や勉強の前にコーヒーを飲む人は多い。しかし、飲むタイミングや量を間違えると、集中力アップどころか焦燥感や頭痛を招くこともあるという。科学的根拠に基づく「カフェインを最大限に活かす方法」を解説する。※本稿は、サイエンスライターの鈴木 祐『人生を変える科学的な集中術』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
缶コーヒー1本が
勝敗を分ける
本記事では、カフェインの効果を見ていきます。世に「脳に効く」と喧伝されるサプリメントは多いものの、現実にはカフェインほど効果が立証された成分はありません。
たとえば、合法的に集中力を上げられる「スマートドラッグ」として流行したピラセタムには思い込み程度の効果しか認められていませんし、日本で人気が高いイチョウ葉エキスも軽度の認知症を除いては意味がなく、一般人が集中力アップのために飲むメリットはゼロです(注1)。
が、カフェインだけは違います。そのメリットは複数の研究で確認されており、科学界におけるコンセンサスは次のようなものです(注2)。
・150~200mgのカフェインを飲むと約30分で疲労感がやわらぎ、注意力の持続時間が向上する
・カフェインの集中力アップ効果は、ベースラインから5%前後だと思われる
細かい数値に違いはあれど、基本的には缶コーヒー1本分のカフェインを摂るだけでも集中力は上がるようです。5%前後の集中力アップと聞くと大したことがなさそうですが、そんなことはありません。
(注1)Henry R. Young, David R. Glerum, Wei Wang, and Dana L. Joseph (2018) Who Are the Most Engaged at Work? A Meta-Analysis of Personality and Employee Engagement
(注2)McKay Moore Sohlberg and Catherine A. Mateer (2001) Cognitive Rehabilitation: An Integrative Neuropsychological Approach
(注2)McKay Moore Sohlberg and Catherine A. Mateer (2001) Cognitive Rehabilitation: An Integrative Neuropsychological Approach







