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テレビ東京で6月に2回放送されたバラエティー番組『※女性は見ないでください』。番組開始前に情報がほとんど伏せられていたことから一部で話題を呼び、何が起こるのかが期待されていた。フタを開けてみれば男性芸人たちが女性に対する本音をぶっちゃける構成で、賛否両論が相次いだ。一方で「モキュメンタリーではなかったのか?」という感想も見かける。一部をざわつかせたこの騒動を振り返ってみたい。(フリーライター 鎌田和歌)
「モキュメンタリー」では?
放送前に巻き起こった期待
『※女性は見ないでください』は6月8日と15日の深夜にテレビ東京で放送されたトークバラエティー番組である。この番組が放送前と放送後に話題となった理由はそれぞれ違う。
まず、放送前に話題になったのは、事前にどういった内容の番組なのかがほとんど公開されていなかったからである。視聴者が確認できたのは、タイトルの他は出演者に霜降り明星のせいやがいることと、トーク番組であるらしい、ということ。
さらに番組放送前には、内容を聞く取材に対してテレビ東京が「回答を控えさせていただきます」とコメントしたニュースが拡散された(6月4日 オリコンニュース)。
タイトルからして、女性に言えないような内容なのだろうと想定・期待する人がいた一方で、「モキュメンタリーなのでは?」と予想する人もいた。モキュメンタリーとはフェイク・ドキュメンタリーを指す言葉で、テレ東の深夜枠ではこれまでもモキュメンタリー作品が放送されてコアな人気となっていた。
たとえば、2021年に放送された『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』は、「女性芸人のAマッソが「奥様」たちのお悩み解決に大奮闘するハートフルバラエティー」という触れ込みなのだが、番組が進行するにつれ画面が異様な雰囲気になり、最初から作り込まれたフェイク・ドキュメンタリーとわかる仕掛けになっている。
バラエティー番組によくある構成や演出を逆手に取ったものであり、ほのぼのバラエティーが徐々にホラー要素を怯えていく点を評価する人が多かった印象である。
『※女性は見ないでください』がモキュメンタリーではないか?と予想された理由はテレ東のモキュメンタリーに定評があったからであろうが、もう一つは「今どき、このタイトルから想像されるような炎上要素の高い放送を、いくら深夜とはいえやらないのでは?」と予想した人がそこそこいたから、ということもある。
このタイトル通り、女性が見たら眉をひそめるような内容を放送したら、SNS上で炎上するのは必至である。いくら何でもそんなわかりやすい「炎上商法」をテレビ局が行うだろうか、という反応である。
こういった「期待」の中で第1回が放送された。







