「女性の8割は漫画が読めない」
「男のほうが賢い」
6月8日に放送された第1回は、一部の人の予想通り、シンプルにタイトル通りの内容だった。
3人の男性芸人(せいや、「見取り図」の盛山晋太郎、「ニューヨーク」の嶋佐和也)が、女性たちと「合コン」風に向かい合って飲食する。女性たちの発言に問題があると感じた場合に男性たちがボタンを押すと、男女の間に壁が降りてきて、女性たちはヘッドフォンをしなければいけない。女性たちが聞いていない状況の中で、男性たちが思うままのことを言うのである。
番組が放送されると、やはりSNS上では批判的な意見が上がった。特に「女子の8割は漫画が読めない」「男のほうが賢い」「(男のほうが)頭の回転が早い」といった趣旨のド直球の偏見に拒否感を示している人が多かった。
しかし1回目が放送された後でもまだモキュメンタリーを疑う人はいた。たとえばドラマ批評などを行うライターの西森路代氏は、noteで「モキュメンタリーかもしれないとして見たことを書きますという予防線をこっちだって貼らせてもらいます」「モキュメンタリーだと思えば思うほど、作りがモキュメンタリーに見えてきます」と書いている。
西森氏は「男性芸人たちが、すごく企画に合わせてその場でのふるまいを頑張ってるなと思いました」と感想を漏らしていて、これは筆者も同様の感想を持った。「本音」で女性たちをバカにしているというよりは、「過激なことを言って炎上させてくれ」という番組側の要請があって、それに応えているようにも見えたのである。
もちろん、タレントたちのバラエティーの振る舞いはほとんどが脚本・演出ありきという前提はあるが、それにしても、これで怒るのはテレ東の思う壺なのでは?と思わせるところがあった。
面白かったのは、せいやが自身のYouTube番組で「「※女性は見ないでください」の偏見について」というタイトルで配信を行い、これがモキュメンタリー風だったことだ。
この中でせいやは番組の内容について触れるほか、「モキュメンタリーでは?」という勘繰りについて「違いますから」と否定する。撮影している女性スタッフに向けて語りかける構図で映像が撮られているのだが、ラストに異変が起こり、正体不明の女性から襲われる映像で終わる。
『※女性は見ないでください』がモキュメンタリーであることを否定しながら、実はこの動画がモキュメンタリー風だった、というオチである。







