手放すことで生まれる「余白」が人生を変える

納得できないことをやめると、そこに時間、エネルギー、そしてスペースの「余白」が生まれます。空いたスペースには、自分の本当にやりたいことや、納得できるものが入り込む可能性が生まれるのです。

人生において大切なのは、人間関係、お金、仕事など、あらゆる環境を「自分に最適化すること」です。

自分に最適化していく過程で、いらないものや納得できないものを排除し、空いたスペースにやりたいことを詰め込んでいく。そうすることで、人生はどんどん良い方向へと進んでいきます。

【実体験】経営を手放し、人生の充実感を得るまで

私の実体験をお話しします。私はかつて自分のクリニックの経営をしていましたが、経営、特にローンや労務管理などは本当に大変でした。本来、医師は治療を行う職人であり、経営者とは異なります。しかし、1人で開業していると、職人と経営者を両立しなければならず、私には全く向いていませんでした。

日々の細かいトラブル対応など、自分のやりたいことでもなく、全く腑に落ちていなかったため、「臨床はやりたいけれど、経営だけはやりたくない」と考えました。そして、10年の歳月をかけて経営自体をやめてみたのです。

その結果、心と時間に余裕が生まれました。現在は執筆活動やメディア出演などを行っていますが、急な依頼にも柔軟に対応できるようになり、意外と忙しくも楽しいライフスタイルを送れるようになりました。

すぐにやめることはできず、結局10年かかりましたが、「納得できないことをやめる」と意識して動かなければ、現状はずっと変わらなかったはずです。少しずつ変えていく過程そのものも、「人生が変わっている」という充実感につながりました。

ゆくゆくは手放す「やめるプラン」を立てよう

私の例に限らず、やりたいことがあるのなら、やりたくないことはやめなければなりません。時間とエネルギーには限りがあるからです。

「いつまで経っても人生が変わらない」と嘆いている人は、やらなくてもいいことや、やりたくないことを何となくダラダラと続けてしまい、変わるための余地(スペース)がない状態に陥っています。

人生を変えるということは、人生を変えるための「余裕」を持つということです。そのためには、不要なものを手放す必要があります。ぜひ一度、ご自身の人生を見直してみてください。

本当はやりたくないし、やらなければいけないという納得すらしていないこと」を探し出し、それをやめていく方向へシフトしていきましょう。

今すぐにはやめられなくても、「ゆくゆくは手放す」というプランを立てるだけでも十分です。そこから人生は確実に動き始めます。