「何もしたくない」「もう頑張れない」。心が疲れていると、普段なら気にならないことまで重く感じてしまうものだ。それでも、「もっと頑張らなければ」「全部きちんとやらなければ」と、自分を追い込んでしまう人は少なくない。しかし、そんなときこそ、少しだけ肩の力を抜いてもいいのかもしれない。『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、心が疲れたときに思い出したい3つの言葉を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

心が疲れたときに読んでほしい、3つの言葉Photo: Adobe Stock

心が疲れたときに思い出してほしいこと

「やるべきことが終わらない」
「頑張っているのに、何も前に進んでいない気がする」

そんな状態が続くと、心は少しずつ疲れていく。

疲れているときほど、人は「もっと頑張らなければならない」と考えがちだ。

しかし、気力が落ちているときに必要なのは、さらに自分を追い込むことではない。
見方を少し変え、自分に課している重すぎる荷物を下ろすことだ。

『人生は気づかぬうちにすぎるから。』には、時間に追われ、不安を抱える人の心を少し軽くしてくれる言葉が多く収められている。
ここでは、心が疲れたときに思い出したい3つの言葉を紹介する。

①「できないことばかり考えるのではなく、できることに集中する」

心が疲れているときは、「まだ返信できていない」「予定どおりに進まない」「自分は人より遅れている」と、できていないことばかりが目につきやすい。

だが、できないことを数え続けても、状況がよくなるわけではない。
むしろ、自分には何もできないという感覚だけが強まり、次の一歩を踏み出す力まで失ってしまう。

そんなときは、今日できることを一つだけ見つければいい。

短い連絡を返す。机の上を少し片づける。外に出て数分歩く。早めに眠る。

大きな目標を達成できなくても、その一つができたなら、それは前に進んだということだ。

②「始めたことをすべて終わらせる必要はない」

真面目な人ほど、一度引き受けたことは最後までやり切らなければならないと考える。

読み始めた本、始めた勉強、続けてきた習慣、人間関係。途中でやめることを「逃げ」や「失敗」のように感じ、苦しくなっても抱え続けてしまうことがある。

しかし、始めたときと今とでは、自分の状況も気持ちも変わっている。

途中でやめるのは、投げ出すことではない。
限られた時間と力を、今の自分に必要なものへ戻すための選択でもある。

③「すべてをやろうとしなくても大丈夫」

仕事も、家のことも、人付き合いも、自分の将来のための勉強も、どれもおろそかにしたくない。

そう考えるほど、毎日は「やらなければならないこと」で埋まっていく。
そして、全部をこなせない自分を責めてしまう。

けれど、人には、あらゆることを完璧にこなすだけの時間も体力もない。

心が疲れているときは、何かを足す前に、「今はやらなくていいこと」を一つ決めてみる。

すべてを背負わなくても、人生はちゃんと進んでいく。