元受付嬢写真はイメージです Photo:PIXTA

私は社会人としてのキャリアの大半を、会社の「受付」で過ごしてきました。受付は、人の「素」が見られる特等席。多くのビジネスパーソンを見る中で、「出世する人」「しない人」には明確な差があると感じました。

その差とは何なのか。今日はそんなお話をしたいと思います。(RECEPTIONIST代表 橋本真里子)

役員に上り詰める人の
「成果以外」の要素とは?

 課長、部長、そして経営層へと出世していく人。一方で、課長にはなったけれどもその後の出世が止まる人――。

 その違いはどこにあるのでしょうか。

 出世といえば、「成果を出す」ことが重要なように思えます。もちろん、それも大事なのですが、役員クラスまで出世していく人は、成果以外にも共通点があると私は感じています。

 私が受付の仕事をしていた当時、その会社にとって肝いりの新規事業がありました。今となっては、その新規事業が分社化され、別会社になるほど成長するような新規事業でした。

 そのプロジェクトを率いていたのが、リーダーのAさん。数多くの来客に対応し、朝早く出勤する受付スタッフよりも早く出勤し、また来訪いただいたお客様とそのまま会食に行く様子などを拝見しており、はたから見ていても「相当な気合の入れようだ」と感じるほどでした。

 結果、努力の甲斐あり、その新規事業の初速は好調。その期に予定していた計画を大幅に上回る成績を収めました。毎年MVPを表彰する制度があり、その年のMVPはAさんのチームが受賞しました。

 ところが、表彰スピーチで、Aさんから出た言葉はとても意外なものでした。