【Q13.クルーズに関して明るい話題は?】

 ディズニーファンのみならず、同社で注目されているのがクルーズ事業への参入です。2028年度の就航予定で、2~4泊の短期周遊を始める計画について、進捗を問う株主質問がありました。

椎葉亮太郎常務執行役員:船は14万トン、全長340メートル、15階建てで1250室、4000名が乗れます。国内最大級です。東京湾発着で、航路と料金は検討中です。オリジナルグッズも開発しています。

 両パークはリニューアルを継続していますが、根本的なキャパシティーには限界があることから、クルーズ事業は同社の全く新たな収益源として非常に期待されています。

【Q14.加賀見氏の進退は?】

 最後に、ある株主から、加賀見俊夫代表取締役会議長の進退に関する質問がありました。「90歳で藍綬褒章を授与されましたね、おめでとうございます」との株主発言を受けて、「加賀見は毎日勤務しています」と高橋社長。そして加賀見氏が、「ありがとうございます」などと謝辞を述べました。進退についての回答はありませんでした。

 加賀見氏は1936年1月生まれ、58年に慶應義塾大学を卒業後、京成電鉄に入社。60年から米国ディズニー社と東京ディズニーランドの立ち上げに尽力し、81年にオリエンタルランド取締役に就任。以降、経営の第一線でリゾートを拡大成長させてきた人物です。

 東京ディズニーランドは2028年4月15日に開園45周年を迎えます。クルーズ事業のスタートも同年度です。大きな節目になることは間違いなく、加賀見氏の勇退時期にも関わる可能性は高いと言えるでしょう。

 株主総会の会場では、若い女性を多く見かけたのが印象的でした。新NISAもあって若い人が株式投資に熱心と聞きます。質疑応答で質問した株主は、ディズニーオタクというよりも、有価証券報告書などを読み込んでから質問しているであろう人も多かったです。