Photo:Tomohiro Ohsumi /gettyimages
東京ディズニーリゾートの運営企業、オリエンタルランドの株主総会に出席しました。パークでゲストの迷惑行為がSNSで拡散されていることや、イクスピアリやホテルに関する株主質問に、経営陣は何と答えたのでしょうか?(明治大学経営学部兼任講師 中島 恵)
東京ディズニー株主が
経営に「本当に聞きたかったこと」は?
6月26日、オリエンタルランドの株主総会に出席しました。場所は千葉県の幕張メッセ。筆者が開始40分前に到着すると、会場はとても広く、白い椅子が整然と並んでいます。前方の席を確保し、何とか株主質問で当ててもらおうと意気込みました。
しかし結論から言うと、あまりにも多くの人が挙手していたので、当たりませんでした。総会には約1400人が出席。約2時間の長丁場で、質疑応答は筆者が把握する限り、14問にわたりました。
ところが、29日に同社が公表した資料では9問しかありません。内容もアッサリ書かれています。まさか都合の悪い点をカットしたわけではないと思いますが、筆者が実際に見聞きした、「株主が経営陣に本当に聞きたかったこと」を中心にお伝えします。
総会では経営陣から決算報告や決議事項の説明が終わると、いよいよ株主と経営陣の質疑応答に移りました。まず、事前に募集した質問のうち特に多かった2つにお答えします、と高橋渉社長COOが口火を切りました。※以下、筆者のメモを基に要約して書いています
【Q1株価の低迷について】
高橋社長:トップマネジメントとして株価低迷を重く受け止めています。市場ではAI関連株が日経平均を牽引していますが、弊社のような内需関連株は苦戦しています。2026年3月期は、売上高は過去最高ですが、コスト増、特に人件費増加で利益は低迷しています。
同:しかし株価が低迷しても当社の価値は揺るがないと考えています。業務効率化と人員配置の工夫で企業価値向上を目指します。27年は東京ディズニーランドで新規アトラクション開業、28年にクルーズの就航と東京ディズニーリゾート45周年イベントを計画しています。また、自社株買いで資本効率向上を目指します。







