炎天下の東京ディズニーでキャストに日傘が解禁、猛暑だけじゃない「本当の理由」東京ディズニーでキャストに日傘が解禁、猛暑だけじゃない「本当の理由」とは?(写真はイメージです) Photo:Hu Chengwei/gettyimages

東京ディズニーリゾートではキャスト(従業員)にも「暑さ対策」が取り入れられるようになりました。以前はディズニーの世界観を壊してはいけない、ゲスト(客)が抱く「夢の国」のイメージを崩してはいけないと、キャストの身なりには制約がありましたが、解禁されてきています。一体なぜでしょうか?(明治大学経営学部兼任講師 中島 恵)

東京ディズニー従業員が
客の前で日傘の使用OKに

 地球温暖化で、日本でも命に関わる暑さが続くようになりました。熱中症対策として、屋外が多い東京ディズニーランド・シーのキャストは、オンステージ(ゲストの目に見える場所)でも水分補給することがOKになりました。

 さらに解禁が進んだのは2025年7月。炎天下で働くキャストを中心に、日傘を指すことが許されるようになったのです。ある現役キャストが実際の現場の話を教えてくれました。

「日傘は、例えば列の最後尾に立つ時や移動時などは使えます。もちろん女性だけでなく、男性キャストも使用可です。自分の日傘ではなくディズニー側が用意したものを使います」

「日焼け対策として、アームカバーも使用OKになりました」

「キャストの前での給水は、以前はペットボトルは無地無柄に決められていましたが、今はそういう縛りはありません」

「暑さ対策としてクールダウンをするときは、そのポジションを代わりにカバーするキャストがいます。休憩場所には、お茶やスポーツドリンク、塩あめが用意されています」

 すでに2023年には、外のワゴンでポップコーンやグッズを売るキャスト、駐車場で勤務するキャストなどが、コスチューム(制服)として、小型ファンが内蔵された空調服を着用できるようになりました。