午後になると頭がぼんやりする、集中力が落ちてくる――そんな経験を繰り返しているなら、昼食のメニューを少し見直すことで改善できるかもしれない。酢と唐辛子を意識的に取り入れることが、その一つのヒントになる。
酢を昼食に取り入れる、具体的なメニューの選び方
以前の記事でも触れたように、酢には口の味覚神経を直接刺激することで、
瞬時に脳に刺激を届ける働きがある。
この効果を昼食で活かすための、具体的なメニューが紹介されている。
外食での昼食なら、まずおすすめされているのがサンラータン(酸辣湯)だ。
酢をたっぷり使った料理であり、脳への刺激という観点から特に効果的だという。
次に南蛮漬けや酢豚なども、酢を多く含む料理として挙げられている。
手軽な選択肢としては、カップ麺にお酢とラー油を加えるだけで、
サンラータンに近い味わいになるという方法も紹介されている。
和食店でもコンビニでも、酢を足す工夫ができる
昼食メニューとして酢を摂取するなら、第一にサンラータン(酸辣湯)、次に南蛮漬け(小魚や鶏など)や酢豚がおすすめです。
どれも酢をたっぷり使った料理です。なお、カップ麺にお酢とラー油を入れるとサンラータンのようなものになります。
和食店での昼食なら、キュウリやタコなどの酢の物を1品加えてください。餃子やサラダにはテーブルに置いてある「酢」をかけて食べましょう。
もう1つ、脳と体をシャキッとさせるのは辛いものです。要するに唐辛子です。
唐辛子にはカプサイシンという物質が入っており、これが血行促進、代謝促進、ストレス緩和などの作用を持っています。
前記のサンラータンは唐辛子もたくさん含んでいるので、酢プラス唐辛子のダブル作用で脳と肉体がとてもシャキッとなります。
和食のお店で昼食を取る場合は、キュウリやタコなどの酢の物を一品追加することが勧められている。
また、餃子やサラダには、テーブルに置かれている酢をかけて食べるだけでも、
手軽に酢を取り入れることができる。
特別なメニューを選ばなくても、既存の食事に酢を加えるという発想で、
日常の昼食に組み込むことが十分に可能だ。
もう一つ、脳と体を活性化させる食材として紹介されているのが唐辛子だ。
唐辛子に含まれるカプサイシンという物質には、
血行促進、代謝促進、ストレス緩和などの作用があるとされている。
酢と同様に、刺激を通じて体の状態を変えていく働きを持つ食材だ。
「酢+唐辛子」のダブル作用がポイント
サンラータンが特に勧められている理由は、酢と唐辛子の両方を同時に摂れる点にある。
酢による味覚神経への直接刺激と、唐辛子のカプサイシンによる血行・代謝への働きかけが重なることで、
単独で摂取するよりも、脳と肉体への刺激が大きくなるとされている。
ただし、胃腸の状態によっては、酢や唐辛子の刺激が負担になる場合もある。
空腹時の摂取や、消化器系に持病がある場合は量に注意し、
気になることがあればかかりつけ医に相談してほしい。
体質や体調に合わせながら、無理のない範囲で取り入れることが大切だ。
今日の昼食から試すなら、メニューに酢の物を一品加えるか、料理に酢をひとかけするだけでいい。
(本記事は、書籍『医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』をもとに作成しました。本記事は、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。健康状態に不安がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。)
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基本となる知識と具体的な食事術を学ぶことで「健康法」迷子から抜け出し、食事によって人生が変わる1冊です。
主要目次
第1章 まず知るべき「栄養と食品」の基本
栄養バランスは毎日考えなくていい─「1週間」でつじつまが合えばOK
「完全栄養食」を信じるな─「これだけを食べれば大丈夫」などありえない
トクホと「健康食品」はまったくの別物─機能性食品の違いをおさえる
第2章 「病気と栄養」の危ない関係
ジュースが危ない本当の理由─果糖とブドウ糖はヤバすぎる
「体にいい油」も要注意─変性すれば、すべて悪玉
「コーラで歯が溶ける」は本当─リン酸の強さとその代償
第3章 栄養学的に「ヤバい」食習慣
ファストフードで地雷を踏むな─シェイクのヤバさを知る
黒烏龍茶でチャラにはならない─「焼け石に水」で食べ過ぎを招く
プロテインが逆効果になる?─肝臓・腎臓が酷使される理由
第4章 頭が悪くなる「脳をダメにする」食事
ビタミン不足は静かに脳を鈍らせる─頭が悪くなる仕組み
「カルシウム不足でイライラする」のは本当か?─科学的根拠はない
「コーヒーを飲まないと頭が回らない」は危険信号─カフェイン依存のリスク
第5章 「体によさそう」に惑わされないための知識
野菜ジュースで「野菜」は摂れない─ビタミンCも食物繊維も抜けている
「グルテンフリー神話」に惑わされるな─アレルギーがなければ無視していい
サプリメントは買わなくていい─価格も品質も信用できない
第6章 「食べないほうがいい」食品の誤解を解く
コレステロールは敵ではない─体の必須成分と動脈硬化の関係
「白米を食べると太りやすい」のはなぜか─長所と短所を理解する
「うま味調味料=危険」は思い込み─グルタミン酸ナトリウムの正体
第7章 誰でもすぐに実践できる「栄養学的な食習慣」
チェーン店で健康的に食べる方法─最強はリンガーハットの「ちゃんぽん」
パフォーマンスを上げるには「お酢」を飲む─最速でシャキッとする
「腸活」ブームが見落としているもの─腸内細菌は大腸にいる
第8章 「体調と体質を改善する」食事術
風邪をひいたらホットジュースを飲む─「ダイダイ湯」「生姜湯」がいい
食べるべき食品ベスト1は「納豆」─ビタミンKが爆増する発酵の力
「なんとなく不調」なときは食べものを疑う─5つの食事リセット術
第9章 「ストレスから体と心を守る」食事術
老化と病気は抗酸化物質で防ぐ─「ポリフェノールたっぷり」に騙されない
「おいしく・安く・栄養豊富」な旬の食材を選ぶ─無駄にお金をかけなくていい
強いストレスには「動物性たんぱく質」と「ハーブティー」─メンタルを整える食事
第10章 「やせながら元気になる」栄養学的ダイエット術
「2日で1.5kg」は誰でもやせられる─大切なのは継続できるかどうか
リバウンドを防ぐための小さな工夫─体だけではなく「心の健康」を維持する
「体脂肪率」に振り回されるな─大切なのは「経過」を追うこと
第11章 「健康なまま長生き」するための食事術
「空腹は最強のクスリ」は本当か?─実践してわかった長所と短所
40歳から筋肉は勝手に減り続ける─寝たきり回避には「たんぱく質」が必須
発がん性物質を避けるには「焼く」よりも「煮る」─肉はマリネがおすすめ