午後になると頭がぼんやりする、集中力が落ちてくる――そんな経験を繰り返しているなら、昼食のメニューを少し見直すことで改善できるかもしれない。酢と唐辛子を意識的に取り入れることが、その一つのヒントになる。

【医師が教える】ランチにいい食べ物・ベスト2Photo: Adobe Stock

酢を昼食に取り入れる、具体的なメニューの選び方

以前の記事でも触れたように、酢には口の味覚神経を直接刺激することで、
瞬時に脳に刺激を届ける働きがある。
この効果を昼食で活かすための、具体的なメニューが紹介されている。

外食での昼食なら、まずおすすめされているのがサンラータン(酸辣湯)だ。
酢をたっぷり使った料理であり、脳への刺激という観点から特に効果的だという。
次に南蛮漬けや酢豚なども、酢を多く含む料理として挙げられている。
手軽な選択肢としては、カップ麺にお酢とラー油を加えるだけで、
サンラータンに近い味わいになるという方法も紹介されている。

和食店でもコンビニでも、酢を足す工夫ができる

昼食メニューとして酢を摂取するなら、第一にサンラータン(酸辣湯)、次に南蛮漬け(小魚や鶏など)や酢豚がおすすめです。
どれも酢をたっぷり使った料理です。なお、カップ麺にお酢とラー油を入れるとサンラータンのようなものになります。
和食店での昼食なら、キュウリやタコなどの酢の物を1品加えてください。餃子やサラダにはテーブルに置いてある「酢」をかけて食べましょう。
もう1つ、脳と体をシャキッとさせるのは辛いものです。要するに唐辛子です。
唐辛子にはカプサイシンという物質が入っており、これが血行促進、代謝促進、ストレス緩和などの作用を持っています。
前記のサンラータンは唐辛子もたくさん含んでいるので、酢プラス唐辛子のダブル作用で脳と肉体がとてもシャキッとなります。

和食のお店で昼食を取る場合は、キュウリやタコなどの酢の物を一品追加することが勧められている。
また、餃子やサラダには、テーブルに置かれている酢をかけて食べるだけでも、
手軽に酢を取り入れることができる。
特別なメニューを選ばなくても、既存の食事に酢を加えるという発想で、
日常の昼食に組み込むことが十分に可能だ。

もう一つ、脳と体を活性化させる食材として紹介されているのが唐辛子だ。
唐辛子に含まれるカプサイシンという物質には、
血行促進、代謝促進、ストレス緩和などの作用があるとされている。
酢と同様に、刺激を通じて体の状態を変えていく働きを持つ食材だ。

「酢+唐辛子」のダブル作用がポイント

サンラータンが特に勧められている理由は、酢と唐辛子の両方を同時に摂れる点にある。
酢による味覚神経への直接刺激と、唐辛子のカプサイシンによる血行・代謝への働きかけが重なることで、
単独で摂取するよりも、脳と肉体への刺激が大きくなるとされている。

ただし、胃腸の状態によっては、酢や唐辛子の刺激が負担になる場合もある。
空腹時の摂取や、消化器系に持病がある場合は量に注意し、
気になることがあればかかりつけ医に相談してほしい。
体質や体調に合わせながら、無理のない範囲で取り入れることが大切だ。

今日の昼食から試すなら、メニューに酢の物を一品加えるか、料理に酢をひとかけするだけでいい。

(本記事は、書籍医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』をもとに作成しました。本記事は、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。健康状態に不安がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。)