飲み会の翌日がつらい、お酒を飲むと胃が痛くなる――そんな経験がある人は、飲む前と最初のひと口に少し工夫をするだけで、体への負担が変わってくるかもしれない。

【医師が教える】「飲み会前」に飲むべきもの・ベスト1Photo: Adobe Stock

アルコールの分解に必要な栄養素がある

アルコールは肝臓で分解されるが、その分解過程にはナイアシンというビタミンが必要とされている。
つまり、ナイアシンを多く含む食べ物を最初に口にしておくことが、
アルコールの分解を助けることにつながるという。

ナイアシンを豊富に含む食品として挙げられているのは、
レバー、アジやサバやサンマなどの青魚、肉、ピーナッツなどだ。
飲み会の最初のおつまみをこうした食材から選ぶことが、
体の負担を軽減するうえで効果的だとされている。

おつまみの選び方と、胃腸が弱い人への注意点

アルコールは肝臓で分解されます。この分解には、ナイアシンというビタミンを必要とします。したがって、ナイアシンを多く含む食べものが最初のおつまみとしてすぐれています。
レバー、青魚(アジ、サバ、サンマなど)、肉、ピーナッツなどがおすすめです。
ただし肉は、から揚げなどにすると脂肪が多くなるので、胃腸が弱い人には負担が大きいかもしれません。その場合は焼いたものを選んでください。
また、胃が弱い人は、飲み会の前に牛乳を1杯飲んでおくと、胃の保護になるのでおすすめです。
同時にたんぱく質を補給し、肝臓も助けます。飲み会に行く途中でコンビニに寄って、牛乳1パック(200mL)を飲んでおいてください。

肉はナイアシンを含む食材として有効だが、から揚げなど脂肪が多い調理方法の場合、
胃腸が弱い人には負担が大きくなる可能性がある。
その場合は、焼いたものを選ぶ方が胃への刺激を抑えやすいとされている。
同じ食材でも調理方法によって体への影響が変わるため、
自分の体の状態に合わせて選ぶことが大切だ。

胃が弱い人に向けては、飲み会の前に牛乳を一杯飲んでおくことが勧められている。
牛乳は胃の粘膜を保護する働きが期待でき、
同時にたんぱく質を補給して肝臓の働きを助けることにもつながるという。
飲み会に向かう途中でコンビニに立ち寄り、
200mLの牛乳を飲んでおくだけで実践できるという、手軽さも魅力だ。

飲む前の小さな準備が、翌日の体の状態を変える

飲み会の場では、最初に何を食べるかを意識する人は少ない。
しかし、アルコールが入る前に何を体に入れておくかは、
肝臓への負担や胃の状態に影響を与える可能性がある。

難しい準備は必要なく、最初のおつまみをナイアシンを含む食材にすること、
胃が弱い人は事前に牛乳を飲んでおくこと――
この二つを意識するだけで、体への配慮として十分な出発点になる。
持病やアレルギーのある方は、事前にかかりつけ医に相談したうえで取り入れてほしい。

次の飲み会の前に、コンビニで牛乳を一本買って飲んでおくことだけでいい。

(本記事は、書籍医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』をもとに作成しました。本記事は、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。健康状態に不安がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。)