「感じがいい」「一緒にいると安心する」――そんなふうに自然と好かれる人には、ある共通点がある。それは、話し方や気配りの上手さだけではない。人との接し方は、自分自身との向き合い方に大きく影響される。では、周囲から自然と好かれる人は、日頃どのようなことを大切にしているのだろうか。話題の書籍『人生は気づかぬうちにすぎるから。』より、その大切にしていることを探る。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

周囲に「自然と好かれる人」が必ずやっていること・ベスト1Photo: Adobe Stock

自分を必要以上に責めない

周囲から自然と好かれる人には、ある共通点がある。
それは、自分を必要以上に責めないことだ。

もちろん、失敗を反省しないわけではない。
しかし、「まだ足りない」「もっと頑張らなければ」と、自分を追い込み続けることもしない。

自分なりのゴールを決め、そのゴールまでたどり着いたら、「今日はここまでできた」と自分を認める。

そんな人は心に余裕が生まれるため、人にも優しく接することができる。

その穏やかな雰囲気が、結果として周囲からの信頼や好感につながっていくのである。

日々の仕事に、妥当な「ゴール」を決める

そのヒントになるのが、次の考え方である。

プロジェクトや日々の仕事に、妥当な「ゴール」を決めよう。

個人でビジネスをしている人や、組織に勤めてはいても1日の大半を1人で作業している人は、「何をもって完了とするか?」の判断が難しいときがある。現代社会では、つねに何か他のことを始めたり、進めたりしなければならない。だからこそ、何か新しいことを始める際には、何をもって「完了」とするかをあらかじめ決めておくべきだ。それは、大きなプロジェクトを完了することかもしれないし、単にその日の仕事を完了することかもしれない。

ゴールラインを設定することで、楽しみをつくれる。実際にそれを完了したら、達成感を味わえる。これは、努力や挑戦をやめるということではない。またときには、作業に没頭して、時間を忘れてそのまま続けてしまうこともあるかもしれない。それはそれで、OKだ。状況によっては楽しく、また効果的な場合もあるだろう。いずれにしても、何をもって「完了」とするかを決めておくことで、際限なくダラダラと作業を続けてしまうという罠を避けられる。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

私たちは、終わりのない仕事や目標に追われていると、「まだできていないこと」ばかりに目が向いてしまう。

しかし、自分でゴールを決め、そのゴールに達したら「今日はここまでできた」と区切りをつけることで、自分の努力を素直に認められるようになる。

自分を認められる人は、他人と必要以上に比べたり、自分を追い込んだりしない。
その心の余裕が、自然な笑顔や思いやりとなって表れ、周囲からの信頼や好感につながっていく。

周囲に「自然と好かれる人」は、まず自分自身を認めることができる人なのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)