「何をやってもうまくいかない」と感じると、人は人生そのものを変えようとしがちだ。しかし、焦って大きな変化を求めるほど、かえって空回りしてしまうことは少なくない。そんなときこそ、一度立ち止まり、自分の時間の使い方を見つめ直すことが大切だ。では、停滞した状況を抜け出すために、最初にすべきことは何なのだろうか。話題の書籍『人生は気づかぬうちにすぎるから。』より、最初にすべきことを探る。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「何をやってもうまくいかない」ときに最初にすべきこと・ベスト1Photo: Adobe Stock

「当たり前」を大切にできているか?

「何をやってもうまくいかない」と感じるとき、人はつい「もっと頑張らなければ」と考えがちだ。

新しいことを始めようとしたり、大きな目標を立てたり、劇的な変化を求めたりする。

しかし、そういうときほど空回りしやすい。

本当に大切なのは、特別なことをすることではない。

目の前の食事を味わうこと。大切な人と笑い合うこと。少しでも前に進めた自分を認めること。

そんな当たり前の毎日を丁寧に積み重ねることが、停滞しているように見える人生を少しずつ動かしていく。

「直前の40分間」を振り返る

そのヒントになるのが、次の考え方である。

「直前の40分間」にどれくらい価値があったかを振り返る
1日のどの時点でもいいので、立ち止まって「直前の40分間をどう過ごしたか?」とシンプルに自問してみよう。その時間が有益だったか、生産的だったか、充実したものだったかを考えてみよう。
・何か学んだか?
・誰かの役に立ったか?
・楽しかったか?
・目標に向けて前進できたか?

明確な答えが見つかったなら、それは素晴らしいことだ。見つからない場合は、時間の過ごし方を変えることを考えてみてもいいかもしれない。次の40分間をもっと有効に使うには、どうすればいいだろうか?ただし、何をもって「価値がある」とするかは人それぞれだ。当然ながら、生産的であるかどうかは1つの基準にすぎない。くつろいだり、子どもや友人と時間を過ごしたりすることにも大きな価値がある。どんなものに価値を見出すとしても、価値のある時間を過ごす割合を増やすように努めよう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

私たちは、人生を変えようとすると、大きな出来事や劇的な変化ばかりを求めてしまう。

しかし、人生は結局のところ、毎日の積み重ねでできている。だからこそ、「何をやってもうまくいかない」と感じるときほど、まず見直すべきなのは、今日という一日の過ごし方だ。

直前の40分間に価値があったかを振り返り、その積み重ねを少しずつ増やしていく。
その小さな習慣が、当たり前だと思っていた毎日を充実したものへと変え、やがて人生全体を動かしていくのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)