気づけば毎日、仕事や人間関係に追われ、疲れが抜けない。休みの日もつい寝だめをしてしまう。気力を上げるにはどうすればいいのか? 話題の書籍『人生アップデート大全』では、停滞感を打破する習慣を多数紹介。今回は、「心を整える習慣」をテーマに本書より一部抜粋・再編集してお届けします。

いつも幸せな人の朝習慣・ナンバー1Photo: Adobe Stock

習慣ナンバー1:朝、散歩する

平日の仕事疲れを癒すために、土日は家でずっと寝ている、という人もいますよね。

疲れているから外に出られない、と思うかもしれませんが、実は日光を浴びることが不足して、外に出る元気が出ない可能性があります。

そんな人は、朝起きてすぐ、散歩するのがおすすめです。

日光を浴びることで、「セロトニン」という幸せホルモンの分泌が促進されます。

セロトニンが増えることで、幸せな気分・ご機嫌さがアップしていきます。

精神が安定し、1日を意欲的に過ごそうという気持ちにつながります。

たとえ、毎日がストレスの連続であったとしても、セロトニンがしっかり出ていれば、困難なことも「チャレンジ」と捉えられるようになるのです。

体内時計がリセットされ、思考の明快さや集中度も向上

朝の光を浴びながら歩くと、体内時計がリセットされます。

これはスマホやパソコンなど強い光を浴びて体内時計がおかしくなっている現代人にはとても重要なことです。

ハーバード大学の研究では、朝日を浴びながら歩くことで、日中の思考の明快さや集中度も向上すると解説されています。

朝起きて、散歩する時間を取る。

たとえ10分間だとしても、同じ時間二度寝をしても得られない爽快感と幸福感が手に入ります。

歩くことで心がリセットされる

私も、朝わずかな時間でもいいから外に出て有酸素運動(歩く・ジョギング・体を動かす)をするようにしています。

それによって別人かと思うくらい、思考の回転速度が全然変わってくるからです。

また、散歩は朝だけではなく、どの時間帯でも効果的です。

有名な哲学者のカントは毎日午後3時に決まって散歩に出かけていたことで有名です。

その規則正しさはあまりにも有名で、「カントの散歩を見ると時計を合わせられる」と言われたほど。

カントにとって、この散歩は単なる運動ではなく、「思考のリズムを整える時間」でもありました。

歩くことは、理論的思索を整理し、深めるための身体的プロセスだったと考えられています。

歩くことは、思考を整えるパワフルなテクニック

また、私の場合、夜に講演会や講座がある日は、終わったあと神経が高ぶってしまい、夜9時でもなかなか落ち着きません。

そんなときは、帰宅後に着替えて、まず10分ほど外を歩きます。

すると、スッと神経がゆるんでいくのを感じます。

そのあとにゆっくり入浴すると、入眠まで驚くほどスムーズになります。

ぼんやりしているときは、気持ちをシャキッとさせ、気持ちが高ぶりすぎているときは、適切なレベルまで下げてくれる。

歩くことは思考を整えてくれる簡単で、とてもパワフルなテクニックなのです。

(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・再構成を行ったものです)