初対面では、「自分をよく見せよう」と頑張る人が少なくない。しかし、人間関係を上手に築く人ほど、自分をアピールするよりも、相手を知ることを大切にしている。では、頭のいい人は、初対面でどのような言葉をかけ、相手を見極めているのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』で紹介されている考え方の中から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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相手を見定める質問をする
「初対面では、自分をよく見せよう」
そう考えて、つい自分の話ばかりしてしまう人は少なくない。
しかし、頭のいい人は違う。
初対面は、自分を評価してもらう場ではなく、「この人と今後も付き合っていきたい相手か」を見極める場だと考えている。
だからこそ、最初から自分をアピールするのではなく、相手が自然と話したくなる質問を投げかける。
その答え方や会話のテンポ、価値観を知ることで、「この人とは気が合いそうだ」「長く付き合えそうだ」と判断しているのである。
アプリで出会った人とは、歩きながら話す
そのヒントになるのが、次のエピソードだ。
私の友人の女性は、離婚後数か月でオンラインデートを始めた。彼女は自分がどんな相手を求めているのかよくわからなかったので、それを知るためにできるだけたくさんの男性と会いたいと思っていた。彼女は、何人かの男性と実際に会ってみた。そして早い段階で、あることに気づいた。ディナーと映画(ときにはディナーだけでも)は、初デートには長すぎるということだ。
そこで彼女は、最初に男性と会うときは、夕方、テイクアウトのコーヒーか紅茶を片手に散歩をしながら話をすることにした。レストランで初対面の相手と向かい合って話をするよりも、歩きながら話をするほうが、かしこまらず、アクティブな気分になれる。この形式だと、時間も1時間弱という適度な長さで収められた。話がはずんだら、そのままディナーにしてもいい。そうならなかった場合は、散歩を終えたら相手に「さようなら」と言い、自分の生活に戻ればいい。自分が望む以上の長い時間を相手と過ごす必要はないし、一緒に過ごす時間を終わらせることに失礼な気持ちになることもない。物事を途中でやめるうまい方法を身につけよう。それは、あなたに大きなメリットをもたらしてくれる。時間を節約できるし、自信もつく。物事を途中でやめることは、あなたのお気に入りの習慣になるかもしれない。
初対面で大切なのは、自分を売り込むことではない。
相手が自然と話したくなる質問を投げかけ、その答えをじっくり聞くことだ。
そうすれば、相手の価値観や人柄が見えてくる。「この人とは長く付き合いたい」「この人とは距離を置いたほうがいい」と判断しやすくなる。
頭のいい人は、人間関係を「始めること」だけでなく、「続けるかどうか」を見極めることにも時間を使っているのである。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)






